資産価値が高い婚約指輪とは?婚約指輪を買取している鑑定士が解説!

男性から女性に贈られる婚約指輪ですが破局したり何らかの原因で売りに来る方もいらっしゃいます。

その際大半の方が思っていた金額よりも安いという印象を持たれますが持っていても仕方がないという事で手放される方が多いのもまた現実です。

今回は資産価値が高い婚約指輪とはどういった指輪なのか、売る時どれくらいの金額になるのかなど資産価値について解説していきます。

今回は【資産価値が高い=買取金額が高い(売る時に高く売れる)】という前提でまとめています。

鑑定士と言う仕事をしてきてこれまで100個以上の婚約指輪を買取してきましたが結論買取の金額はかなりバラバラです。

この記事がおすすめの人

・婚約指輪はどれくらいの資産価値があるか知りたい方

・資産価値が高い婚約指輪について知りたい方

・これから婚約指輪を購入しようと検討している方

・これから結婚指輪を売却しようと検討している方

この記事を書いた人
KAKITANI

鑑定士歴15年。質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

【取材・監修実績】週刊SPA/MBS毎日放送(ゼニゲバ)
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランニング

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婚約指輪とは

婚約指輪とは婚約の記念に男性から女性に贈る指輪の事で男性は付けず女性のみがつける指輪です。

結婚指輪(ウェディングリング)はシンプルなデザインが多いのに対して婚約指輪はダイヤモンドが爪で留められていたとデザイン性がある物が多いです。

中古市場では婚約指輪の需要はあるのか?

結婚指輪を中古で購入する方は少なく需要は高くないため結婚指輪の場合ブランド物であっても素材のみの価格になる場合が多いです。

しかし婚約指輪はファッション性がある為中古の市場でも需要があります。

ダイヤモンドが爪で留められている立爪の指輪は日常生活では使いづらい、洋服にひっかかる、ぶつけると言った理由で普段使いする方は少ないですが爪がそこまで大きくないファッション性が高い婚約指輪は特にファッションの一部として付けられる方も多いです。

婚約指輪の価値が決まる5つのポイント

  • ブランド
  • 石の大きさと品質グレード
  • 素材自体の価値
  • デザイン
  • 鑑定書・鑑別書があるかどうか

ブランド

婚約指輪の価値を左右する日1つ目のポイントはブランドです。婚約指輪を購入するにあたってまず悩むのがブランド物を買うのか、ブランド物ではない物を買うか、ブランドを買うのであればどのブランドで指輪を買うのかではないでしょうか。

婚約指輪の価値(買取価格)はブランドによってまず異なります。カルティエ、ティファニー、ブルガリなどの高級ブランドは婚約指輪を販売している事でも有名ですがこれらの高級ブランドはブランドネームがある為高くなります。しかしカルティエやティファニーなどの婚約指輪は中古の市場でも需要がありますので比較的高く売れます。

宝石の大きさと品質グレード

婚約指輪の価値が決まるポイントの2つ目は宝石の大きさとグレードです。これは婚約指輪に限らず言える事ですが指輪やネックレスなどのジュエリーの買取価格は石がどれくらいかの品質かによって大きく値段が異なります。石のサイズ大きければ大きいほど希少価値が高くなり販売金額も高くなりますが必然的に買取価格も高くなります。ダイヤモンドは4Cと言うグレードで品質が管理されますがサファイア、ルビーと言った色石には4Cのようなグレードはありませんのでお店によってもかなり値段が違います。

素材の価値

婚約指輪の価値を左右する3つ目のポイントは『素材の価値』です。

指輪に使われる素材と言えば主に『金』と『プラチナ』で純度は金の場合は18金が多くプラチナの場合はPt900が多くティファニーなどの場合はPt950です。

2021年5月時点で金とプラチナどちらが高いかと言うと金が高く金額で言うと1g\2,287と2000円以上も違います。以前はプラチナの方が圧倒的に高かったのですが需要など様々な要因で現在は金の方が高くなっています。婚約指輪の場合は変色しないプラチナを選ばれる方が多く定価自体もプラチナの方が高いのですが買取の場合は金の方が高く資産価値としては金の方が高くなります。

デザイン

婚約指輪の価値を決める4つ目のポイントはデザインです。買取の際にデザインが新しいかどうか、中古でも需要がありそうなデザインなのかによって買取価格に違いがあります。ファッションの流行が変わるように指輪のデザインも時代によって変わっていきデザインが古くなると中古での需要が低くなる為価格は安くなります。

また買取の場合は万人受けするようなオシャレなデザインの方が買取価格は高くなりやすく奇抜なデザインは逆に需要が少なくなる為デザイン料をプラス査定する事ができない場合もあります。

また1粒のダイヤモンドを爪で留めた立爪デザインの婚約指輪は定番デザインのため買取の際プラス査定になる事はほとんどありません。

鑑定書(鑑別書)があるかどうか

婚約指輪の価値を決める5つ目のポイントは鑑定書、または鑑別書がついているかどうかです。鑑定書などは後で取得する事もできますので必ずしも鑑定書や鑑別書がついているからと言って価値が高いという訳ではなく、あくまでも宝石の価値を見分ける一つの指標になります。買取の場合はその宝石がどういったグレードかを見極めて金額を出します。グレードが高い宝石は買取価格も高くなりますので資産価値が高い指輪と言う事になりますが、グレード低い宝石は買取価格も安くなります。

資産価値が高い婚約指輪とは?

資産価値が高い婚約指輪が欲しい!と言う方はまず有名ブランドの指輪を選ぶことをオススメします。その理由としては高級ブランドの婚約指輪は需要が高く品質が良い宝石しか使わない為です。

どんなにデザインが凝っている指輪でもノンブランドであれば評価されづらい事が多いのに対してブランドの婚約指輪であれば品質が低い宝石を使わないためそれなりの金額で売れます。

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鑑定書はあってマイナスになる事はありませんので極力鑑定書などがついている物を選んでください。

ダイヤモンドは何カラットから評価されるのか?

0.3カラット以下はダイヤモンドの評価はされないなどネット上で様々な情報がありますが、お店によって評価する基準は異なりますので一概に何カラットであれば評価できるとは断言できません。

0.3カラット以下のダイヤモンドは評価しませんと言うお店もあれば0.3カラット以下でも評価しますというお店もあります。もっと詳しく言えば0.3カラット以下でも評価しますがダイヤモンドのグレードが〇〇以上でないと評価しませんと言うお店もあります。

平均的には0.3カラット以上であれば評価するお店が多く極端にグレード悪くないのに1カラット以上でないと評価できないというお店は避けた方が良いです。

宝石の評価は本当にお店によって違いますので売る時は必ず何社も査定を出しましょう。

婚約指輪は売る時どれくらいの金額になるのか

婚約指輪に限らず宝石に関してはまずお店によって販売金額が違いますので一概にどれくらいで売れる!と断言する事はできませんが購入時の1割~3割が買取の目安です。

カルティエやブルガリなどブランドの物であれば3割から5割になる場合が多く、デザインや種類によっても金額は大きく異なります。宝石の買取は時計やバッグなどに比べると購入時の金額からすると安くなってしまいがちです。

この記事を監修した人
KAKITANI

鑑定士歴15年。質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

【取材・監修実績】週刊SPA/MBS毎日放送(ゼニゲバ)
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランニング

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