リユース検定(リユース営業士)とは?【取得方法やメリットを解説】

リユース、古物業に関する検定の1つにリユース検定があります。

受験するにあたり得に必要な資格などはなく社会人や学生など誰でも受講ができる為リユース業や古物業界に興味があるかた、すでに古物業に携わっている方にはぜひ受講していただきたい検定です。

今回はリユース検定とは一体何なのか?目的やこの検定を受ける事によって何を学べるのかなどについて解説していきます。

またどのように勉強した方が良いのかなどについても解説していきます。実際に合格しましたのでリユース検定に興味がある方は是非参考にされてください。

この記事を書いた人
KAKITANI

鑑定士歴15年。質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

【取材・監修実績】週刊SPA/MBS毎日放送(ゼニゲバ)
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランニング

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リユース検定について

リユース検定とは一般社団法人日本リユース業協会が管理する検定の事でリユース検定を合格すると『リユース営業士』の資格を取得する事ができます。

履歴書にも勿論記載が出来る資格で『リユース検定 リユース営業士 合格』などと記載する事が可能です。合格するとリユース検定合格書とリユース営業士認定書が送られてきます。

日本リユース業協会の会員には楽天グループ株式会社、ブックオフコーポレーション株式会社、株式会社ゲオなど大手企業が名を連ねており、リユース業の認知度向上を目指す活動、法令違反行為防止の為の監視行動などを行っています。

リユース検定の目的

リユースショップ営業に必要な知識を備えた人材の育成を通じて、
消費者が安心して利用できるリユース市場の形成とリユース業界の健全な発展に貢献する。

引用 日本リユース業協会

と協会のHPに記載されていますがリユースショップを運営するには古物商と言う各都道府県の公安委員会の許可が必要です。古物商には様々な決まりがありそれらを守って営業しないと営業停止になったり罰則が科せられたりもします。

古物商に関して知識を持ち正しい運営する事が古物商を営むには必要不可欠でリユース検定を受ける事によって古物に関する正しい知識を学ぶことができます。

受験日時、受験料、申し込み方法

受験料は5000円+消費税

2月、5月、8月、11月に受験をすることが可能で1か月間で1回だけ受験する事ができます。受験日時は試験の会場によって異なります。最寄りの受験会場で受けないといけない訳ではありませんので自分が受けたい日時に受験ができる会場を探されてみてください。申し込み方法は会場によって異なりますので受験希望の会場のHPを見たりして直接申し込みをしましょう。

合否の発表方法

リユース検定の合否は試験終了後すぐに発表され点数などが分かるレポートをもらえます。合格の場合は翌月末日までに『リユース検定合格証』『リユース営業士認定証』が送られてきます。

取得してどんなメリットがあるのか

リユース検定を取得するにあたり古物商に関する正しい知識を得る事ができます。特に古物商で働く人は正しい知識を持ってお店を運営しないと罰則を受けたり、営業停止になる事もありますので注意が必要です。

取得するにあたり古物に関する様々な事を学び、正しい知識は信頼のあるお店をつくる上でも必要な事ですのでリユース検定(リユース営業士)の資格を得る事はお客様から信頼を得る事にもつながります。

リユース検定の出題内容や試験範囲

リユース検定は日本リユース業界が発行しているリユースハンドブックの中から出題。

  • リユース業の意義(2問)
  • リユースショップを営むための基本事項(14問)
  • リユースショップ営業の実務(27問)
  • 取引の信頼性を高める営業、コンプライアンス(法令順守)営業(3問)
  • 特定の商品を取り扱い場合の注意(4問)

この中から50問が出題。合格点は45問以上です。

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テキストの購入は必須ではありませんが購入した方が勉強もしやすい為購入をオススメします。

リユース検定の難易度

実際にリユース検定を受けてみて難易度はさほど高くはないけどリユース検定公式テキストのリユースハンドブックをしっかりと読んでいないと合格は難しいと思いました。

古物業界で働いていても意外と知らなかった事もあり一般常識的な問題が出そうだからあまり勉強しなくてもいいだろうと思い受験すると落ちる可能性が割と高いと思います。

択一式で完璧に語句を覚えていなくても大丈夫ですが合格ラインは50問中45問正解と決して合格ラインは低くありませんのでケアレスミスなどには特に注意が必要です。

鑑定士や古物業界に就職するなら取得した方がいい?

鑑定士という仕事に就きたい、リユース業、古物業界に就職するのであればリユース検定を取得するのはおすすめです。

リユース検定を持っているからと言って給与が上がる事はないと思いますがリユース検定を受ける事によって古物商とはどういったものなのか、どういう規定があるのかなどを知る事ができ古物業に就職しても役に立つ事があると思います。

また学ぶ姿勢が伝わるので就職の際プラスになる可能性はあります。

リユース検定の勉強方法や学習ポイント

リユース検定の中で最も出題数が多い範囲は“リユースショップ営業の実務”部分ですがここを重点的に勉強しても他の部分がおろそかになると受かりません。

5問しか間違う事ができず細かい部分が出題される可能性がある為リユースのハンドブック内の内容を全て覚えるぐらいの感覚で勉強をした方が良いです。

覚えるのが大変!と思われますが一般常識的な部分も多く、答えを選ぶ択一式ですので完璧にその語句を覚える必要はありませんがひっかけのような答えも選択肢に出てきますので、大切であろう言葉などは必ずそのまま覚えるようにしてください。

KAKITANI
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公式テキストは必ず全て目を通すようにしましょう

リユース検定を受かるコツ

リユース検定を受かるコツはリユースハンドブックをひたすら読み込んで覚える事です。

今日はここまで覚えると区切って数日かけてしっかりと読みこんで覚えるようにしましょう。問題集などがあれば問題集を解くのをオススメしますが残念ながら今の所問題集などはありませんので過去問題を対策するなどができません。

自分でこういう問題が出るだろうとイメージしながらテキストを読むのもオススメです。テキストの大事そうな部分だけを覚えるのではなく細かい部分までしっかりと読み目を通すようにしましょう。

この記事を監修した人
KAKITANI

鑑定士歴15年。質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

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