ルビーが採れる産地とは?産地別の特徴と評価について

赤い色が魅力的なルビー。ダイヤモンド、エメラルド、サファイアと同じ4大宝石の1つで宝石に詳しくない方でもルビーと言う言葉を聞いた事がある方が多いのではないでしょうか。

ルビーもダイヤモンドなどと同じくかなり高価な宝石ですがルビーは産地によって色味が異なれば評価も異なるというダイヤモンドにはない特徴があります。

またダイヤモンドは4Cと言うグレードに評価が決まりますがルビーは産地と色味がかなり大切な評価ポイントになってきます。

今回はそんなルビーが採れる主な産地について紹介。また産地別に評価についても掲載していますのでルビーに興味がある方、ルビーの産地について知りたいという方は是非参考にしてください。

この記事を書いた人
KAKITANI

ブランド鑑定士歴13年。
東京都在住。東京を中心に大阪など各地で買取業務を経験。質屋、販売買取店での勤務を経て現在バッグや時計などブランド全般を取り扱う買取専門店に在籍中。得意なジャンルは時計、バッグ、宝石。
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランナー3級

KAKITANIをフォローする

ルビーの産地について

昔はガーネット、スピネルなどの鉱物でも赤であればルビーと分類されていましたが現在はコランダムの赤色のみをルビーと呼び、コランダムの赤以外をサファイアと呼びます。

ルビーの中でもピンクがかったものがありピンクサファイアとの境目が難しく人によって意見が分かれる事もしばしばあります。

そんなルビーはミャンマーとタイが主な産出国ですがどちらも現在は採れなくなってきており2008年頃から産出されるようになったモザンビークも徐々にルビーが採れなくなってきています。

ルビー以外の宝石に言えますが宝石は産地によって品質が異なり査定額、評価も異なります。同じ産地でも二つとして同じものが存在しないのが宝石ですが産地によって色味の傾向やインクルージョンの特徴が異なります。

ルビーが採れる主な産地とそれぞれの評価について解説しますが評価は宝石によってかなり違ってきますのであくまでも参考程度にお考え下さい。

モゴック産のルビー

画像出典 楽天市場

モゴックと聞いてあまり聞きなれない方が多いかも知れませんがモゴックとはミャンマーのピンウールウィン地区にある都市の事で現在のミャンマーの首都であるネピドーの北に位置しています。

モゴック地方は昔から良質なルビーが採れる事でも有名で程よい赤味と透き通った美しい色味が特徴的です。

モゴックでは“ピジョンブラッド”と呼ばれるルビーの中でも最高クラスに美しいとされる色味のルビーも発掘され特に高額で取引をされています。

ミャンマーにはモゴック以外にもルビーが採れる鉱山がありますが特にモゴック産のルビーは最高クラスの評価です。

 

モゴック産のルビーの評価★★★★★

 

KAKITANI
KAKITANI
ミャンマーは以前ビルマと言う名前でしたのでビルマ産ルビーと呼ばれる事もあります。

モンスー産のルビー

Pair of unheated ruby and diamond earrings from Mong Hsu, Myanmar, 6.04 carats total. Accompanied by Gubelin report #0409548.

画像出典 GIA

1980年中頃から発掘され始めたモンスー産のルビー。モンスーもミャンマーにある鉱山で1993年頃から市場での取引が行われるようになりました。

モンスー産のルビーは全般的に小粒のものが多く、また傷がついている事も多いためモゴック産のルビーに比べると評価は高くありませんがミャンマーで採れるルビーは全体的に評価が高くモンスー産のルビーも需要があります。

モンスー産のルビーの評価★★★★

モザンビーク産ルビー

画像出典 楽天市場

モザンビーク産のルビーは2008年頃から産出されるようになった新しい産地でミャンマー産のルビーに比べると若干オレンジの色味があるのが特徴で評価はタイ産のルビーと同じぐらいの評価です。

基本的に市場で流通している多くのルビーは加熱処理が施され色の改善が行われますがモザンビーク産のルビーは未処理のものも多いです。

モザンビークでも年々良質なルビーが採れなくなってきていますので今後モザンビーク産のルビーの評価は上がってくるのでは?とも言われています。

モザンビーク産のルビーの評価★★★

タイ産のルビー

画像出典 楽天市場

1960年頃から1980年代半ば頃まで産出されていたタイ産のルビー。

ミャンマーの次にルビーが採れる産地として世界的にも有名でしたが現在はほとんど産出されなくなっており、今出回っているルビーのほとんどが過去発掘されたものになっています。

タイ産のルビーは鉄分を含んでいる為ミャンマー産に比べて色味が少し暗く黒っぽい色味が特徴でその色味から『ビーフブラッド』と言われています。

もともとタイ産のルビーは黒みがかっていたためそこまで注目されていませんでしたが加熱処理の技術が向上した事で需要があがり広く流通する事になりました。

タイ産のルビーは『レッド』『レッドパープル』『レディッシュパープル』の大きく3つの色味に分けられる事もありレッドがもっとも評価が高くモゴック産のルビーと同じぐらいの評価を受ける事もありますがほとんどなく、主にレッドパープルと呼ばれるレッドに比べて若干青みが混ざっている色味です。

レディッシュパープルはレッドパープルより更に青みがありこれら3つの中では一番評価は低いとされています。

タイ産のルビーの評価★★★

マダガスカル産のルビー

宝石が採れる島として有名なマダガスカルはサファイアと同様にルビーも産出されます。マダガスカルはエメラルドやトルマリンなども産出されますのでまさに宝石の島です。

マダガスカル産のルビーは少し暗めの物が多い傾向で今の所ミャンマー産、タイ産のルビーに比べても評価は低いですが中にはかなり良質な色味のルビーも採れていますので今後更に評価があがってくる産地とも言われています。

マダガスカル産のルビーの評価★★
KAKITANI
KAKITANI
どこもルビーが採れなくなってきている為、新しい産地の評価には注目です。

スリランカ産ルビー

画像出典 楽天市場

スリランカ産のルビーはミャンマー産に比べてピンクがかっているのが特徴で『チェリーピンク』と呼ばれる事もあります。

その色味からピンクサファイアと混合される事も多くスリランカ産のルビーはミャンマー産のルビーに比べて半分以下の価値になります。

ベトナムで採れるルビーもピンクがかっている為スリランカ産と同様にチェリーピンクと言われています。

スリランカ産のルビーの評価
KAKITANI
KAKITANI
スリランカ産のルビーが決して評価が悪いという訳ではなくそれほどミャンマー産のルビーの評価が高いと思って頂いた方が良いです。

【まとめ】ルビーで一番評価が高いのはミャンマー産

以上主なルビーの産地について解説しました。今回説明した産地の他にもタンザニア、ベトナム、ケニアなどもありますが産出量自体がさほど多くありません。

ルビーの産地でもっとも評価が高いのはミャンマー産で特にモゴック地方で採れるルビーは最高クラスの評価を得ています。

日本国内でもルビーは広く流通していますが多くはタイ産とも言われています。

 

この記事を監修した人
KAKITANI

ブランド鑑定士歴13年。
東京都在住。東京を中心に大阪など各地で買取業務を経験。質屋、販売買取店での勤務を経て現在バッグや時計などブランド全般を取り扱う買取専門店に在籍中。得意なジャンルは時計、バッグ、宝石。
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランナー3級

KAKITANIをフォローする
宝石
モノノワ|現役の鑑定士が運営するブランド買取情報サイト