ロレックスなど自動巻き時計を使わない時の保管方法について

ロレックスなど腕時計の正しい保管方法って知っていますか?使わない時に適当に保管しておくと腕時計の寿命を短くしたり劣化や故障などにもつながる事があり結果として価値を落としてしまうなんて言う事にもなりかねません。

今回は腕時計の正しい保管方法について10年以上腕時計の販売、買取に携わってきた鑑定士が解説します。

ロレックスだけではなくどのブランドの時計にも共通している事ですので腕時計はどのように保管したら良いのか分からない!と言う方は是非ご覧ください。

この記事を書いた人
KAKITANI

ブランド鑑定士歴13年。
東京都在住。東京を中心に大阪など各地で買取業務を経験。質屋、販売買取店での勤務を経て現在バッグや時計などブランド全般を取り扱う買取専門店に在籍中。得意なジャンルは時計、バッグ、宝石。
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランナー3級

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ロレックスが採用している自動巻き時計について

ロレックス公式HP

腕時計を作動させる仕組みにはいくつか種類がありますがロレックスは基本的に自動巻き(オイスターパーペチュアル)と言うローターの動きによってぜんまいを巻き上げる仕組みのムーブメントを搭載しています。

自動巻きは精密なパーツが組み合わさっており制作には職人技が求められる為金額もクオーツ式に比べて高額です。ローターが回る事によって動く作りのため使わないと止まってしまいますが1つ1つの部品が組み合わさる事によって時間が動く自動巻きならではの魅力があります。

自動巻き以外に身近な動力として電池式(クオーツ)もありますが電池式は使わなくても止まらず、ほとんど時間も狂わないという特徴があります。自動巻きに比べて使う部品の数も少ない為価格は自動巻きに比べて安いです。

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ロレックスには数は少ないですが自動巻き以外に手巻き式、クオーツ式もあります

保管方法でどれくらい価値が変わるのか

冒頭にも説明しましたが適当な方法で保管を行うと状態が悪くなり結果として時計の価値を落としてしまいます。

きちんと保管していた場合と、あまり良くない環境で保管していた場合どれくらい価値が変わってくるのかについてですが、こちらに関してはモデルによってかなり異なります。

例えば文字盤が変色してしまった場合は文字盤の種類にもよりますが3万以上は変わってきますし、仮にアンティークのスポーツモデルであれば数十万単位で価値は変わってきます。

オーバーホールが必要になった場合メーカーで修理を行うと10万以上かかってきますので、その分査定額はマイナスになると思っていた方が良いです。

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保管方法は良いに越した事はありませんので大切に保管するようにしましょう。

使わない時の腕時計の保管方法

では使わない時時計はどのようにして保管したら良いのか説明します。

ケースに入れて保管をする

保管の上で最も大切と言っても過言でないのが「ケースに入れて保管をする」と言う事です。

時計をケースや箱に入れずそのままで置いておくと何らかの原因によって傷がついたり汚れたり劣化の原因につながります。

ケースに入れて保管する事によって直射日光などにさらされる事もなく傷がついたりする事を防ぐことができますので使わない時は必ずケースに入れるようにしましょう。

ロレックスは箱がそこまで大きくありませんのでそこまで面倒ではありませんが、中には箱が大きい、重たいブランドなどもあります。

わざわざ箱に入れるが面倒と言う方は安価で時計収納ケースが販売されていますのでそういったものに保管するのもオススメです。

定期的にリューズを巻いて時間を動かす

箱や収納ケースに保管をする場合、定期的(理想は2~3日に1度)にリューズを巻いて時間を動かすようにしましょう。リューズには油が付いており全く巻かずに日数が経つと中の油が固まってしまいリューズが回らない、固いなどにもつながります。

自動巻きの時計は部品を多く使っていますので定期的に動かさないと時計の寿命を短くなる事にもつながります。使わない時も定期的に時間を動かすようにしましょう。

KAKITANI
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車も置きっぱなしだと壊れてしまう事がありますが、時計も似たようなイメージです。

電池が切れたまま保管はしない

自動巻きの時計には関係ありませんがクオーツ時計の場合電池が切れたまま保管していると電池から液が漏れて機械に付着して動かなくなるという事があります。

これを液漏れと言いますが液漏れした場合は修理が必要になりますので余計な費用が発生します。

万が一電池式の時計で当分使う予定がない等であれば新しい電池を入れて保管するか電池を外して保管するようにしましょう。

やめた方が良い腕時計の保管方法

保管する際にやめた方が良い、気を付けて欲しい腕時計の保管方法についても解説します。

電化製品の近くで保管する

テレビやパソコンなど電化製品の近くで時計を保管するのは避けましょう。

電化製品は磁気を発生させるため電化製品の近くで時計を保管すると時計が磁気帯びをしてしまいます。磁気帯びをすると正確に時間を刻む事ができなくなってしまい、万が一磁気帯びをした場合は時計店に行って磁気抜きをしてもらう必要があります。

磁気は目に見えない為、ついついやってしまいがちですが時計にとって磁気は大敵です。ミルガウスや現行のエアキングなどロレックスには耐磁性のモデルもありますがほとんどのモデルは耐磁性が備わっていません。

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日ごろから電化製品の近くでは保管しないように心がけましょう。

水がかかるような所で保管しない

時計の天敵と言えば“水”です。水に強い時計もありますが基本的に時計に水がかかって良い事はありません。

時計に水がかかりリューズの隙間などから内部に水が浸水すると機械が壊れたり文字盤にシミができたり、文字盤が腐食したりする原因にもつながります。

防水機能が備わっている時計を水洗いした場合はしっかりと水気を取るようにし、水がかかるような場所での保管は絶対にやめましょう。

高い所、高温多湿な場所保管しない

腕時計を高い所で保管するのもやめましょう。

時計は精密機械ですので衝撃に弱く落下など高い所から落ちると故障の原因にもつながります。

また直射日光が当たる場所や湿度が極端に高い場所での保管も避けましょう。

直射日光は変色や劣化につながります。劣化すると売却する際にマイナス査定になる事がほとんどですので気を付けましょう。

時計本体は問題なくても経年劣化により箱がボロボロになってくる場合もあります。除湿剤などを箱の中に入れておくと箱の劣化を防ぐ事ができますのでオススメです。

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保管方法も大切ですが保管する場所にも気をつけましょう。

普段から出来る腕時計のメンテナンス方法

普段から時計を綺麗にしておいた方が売る時に高く売れる要因にもなります。自分でできるメンテナンスはそこまで多くありませんが今回3つ紹介します。

ケースを掃除

まずはケースの掃除です。マイクロファイバーと言う布でふくだけでも綺麗になりますが、爪楊枝、柔らかい歯ブラシなどを使って細かい部分の汚れを取りましょう。

ケースのつなぎ目などにはどうしても汚れは溜まってしまいますが丁寧に汚れを取ると見違えるほどきれいになります。

ブレスレットの掃除

ブレスレットも掃除をしましょう。

最も汚れがたまりやすいのがブレスレットです。駒と駒のつなぎ目などにたまった汚れを取りましょう。

ブレスレットも柔らかい歯ブラシや濡らしたティッシュなどで拭くと綺麗になります。特にティッシュはかなり使える掃除道具ですのでぜひ試してみてください!

時計を取り扱っている専門店では超音波洗浄を使い綺麗に掃除してくれるお店もあります。ブレスレットの汚れが気になる場合は時計を購入したお店に相談してみてください。

革ベルトの場合

時計には革やラバーなどを使ったベルトタイプの時計もあります。革の場合は乾いた布で軽くふいたり綿棒などを使って汚れを取るようにしましょう。

ラバーベルトの場合は濡れたティッシュなどでふくのもOK。香水をつける方はベルトに匂いが付くと買取の際マイナス査定になる場合がありますので定期的にふくことをオススメします。

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ベルトの匂いも査定の際ポイントになってきます。時計に限らずバッグなどでも匂いは査定ポイントになります。

定期的なオーバーホールも忘れずに

自動巻きの時計は車で言う車検のように定期的なメンテナンス(オーバーホール)が必要です。オーバーホールをしなくても動きますが正確な時間を刻むうえで定期的なメンテナンスは欠かせません。オーバーホールの頻度や期間は使用状況にもよりますがロレックスの場合は10年以内に行う事が推奨されています。

ロレックスは数ある時計ブランドの中でも壊れにくい為比較的オーバーホールの頻度は少なくて問題ありませんがその他時計ブランドであれば3年~4年に1度は行った方が良いです。

オーバーホールの目安の期間については使う環境や使用状況によって異なりますので時間がずれたりする場合は早めに行うようにしましょう。

自動巻き時計のワインディングマシーンでの保管について

自動巻きの時計を保管する際ワインディングマシーンを使い保管する方が良いのか?こちらに関しては色々な意見がありますがロレックスはワインディングマシーンを使っての保管は下記2点の理由から推奨していません。

  • 部品の消耗につながる
  • 磁気を帯びてしまう可能性が少なからずある

1つ目の“部品の消耗につながる”というのはワインディングマシーンの場合普段使っている上ではありえないような角度、姿勢で時計が回りローターを回転させる事があります。想定していない部分に負担がかかる事があり部品の消耗につながる事があります。

また毎日時計をつけているのであれば夜など時計を外す時間帯があると思います。仮にワインディングマシーンを回し続けると時計は休む暇もなくずっと動き続ける事になりますので部品の消耗につながります。

2つ目は”磁気帯び”です。基本的にワインディングマシーンは磁気帯びしないように設計されている物がほとんどですが機械ですので少なからず時期は発生します。

ロレックスの時計は壊れにくい為ワインディングマシーンで磁気帯びする事はほとんどありませんが可能性としてはゼロではありません。これら2つの理由からロレックスはワインディングマシーンを使っての保管は推奨していません。

使わない自動巻き時計に関する疑問とよくある質問

使わない自動巻き時計に関する疑問とよくある質問についていくつかピックアップしまとめました。

Q
土日は仕事が休みなので時計を付けません。月曜日にはリューズを巻いてから付けた方が良いのでしょうか。
A

はい。巻いてから付けた方が良いです。巻き不足は時間の遅れの原因になりますのでしっかりと巻いてから使われてください。

Q
たまにしか使わないけど自動巻きの時計が欲しいです。やめた方が良いでしょうか。
A

適度に使った方が時計としては良いです。使わない時も定期的に動かしてあげるとベストです。自分がつけたい時計を是非付けられてください。

Q
使わない自動巻き時計があるのですがどうしたら良いでしょうか。
A

今後も使う予定がないのであれば買取をおすすめします。査定金額を聞いて納得がいく場合は売却するのがおすすめです。

Q
使わない時に保管するケースや箱がありません。どのように保管したらいいでしょうか。
A

時計収納ケースがネットでは数千円で販売されていますので購入する事をおすすめします。またクッション性がある物の方が何かあった時に安心ですのでおすすめです。

【まとめ】使わなくても定期的に時計は動かしましょう

以上今回はロレックスなどの腕時計は使わない時どのように保管すべきなのか?普段から出来るメンテナンス方法についても解説しました。

大前提として時計は定期的に使った方が調子も狂いにくく長く使う事ができますが、使わない場合は箱やケースに入れて定期的にリューズを巻いて動かすようにしましょう。

ロレックス以外の時計ブランドは年々買取価格が落ちる傾向にありますので使わないかなと思ったら一度査定出して売却するというのも検討されてみてください。

この記事を監修した人
KAKITANI

ブランド鑑定士歴13年。
東京都在住。東京を中心に大阪など各地で買取業務を経験。質屋、販売買取店での勤務を経て現在バッグや時計などブランド全般を取り扱う買取専門店に在籍中。得意なジャンルは時計、バッグ、宝石。
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