宝石の「ルース」とは何?意味や購入後の使い方を紹介

ルースとは何の事かご存知でしょうか?

名前は聞いた事あるけれど何の事か分からない!またルースは知っているけれど、どのような時に使われるか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

普段はあまり耳にしないルースと言う言葉ですが、今回はルースとは一体何なのか?どういう時に使われるのか?などルースに関する事を解説していきます。

宝石のルースについて知りたい方は是非参考にしてください

この記事を書いた人
KAKITANI

鑑定士歴15年。質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

【取材・監修実績】週刊SPA/MBS毎日放送(ゼニゲバ)
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランニング

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宝石のルースとは?意味について

宝石で使われるルースとは『裸石』の事「loose stone」が語源となっています。

裸石って聞いてもいまいち分かりづらいですが、一般的に見かける宝石と言えば指輪やネックレスなど製品として使われている事が多いですが、ルース(裸石)とは石のみの状態の事です。

指輪などの場合も土台から宝石を外した場合、石のみになりますがまさにそれがルースです。

ルースだけでも購入する事ができるのか

ルースは一般の方でも宝石店やインターネット、百貨店などのデパートでも購入する事ができます。

指輪などの場合でデザインが凝っている物に関してはデザイン料が販売金額に含まれていますがルースの状態であればこういったデザイン料が含まれておらず石本来の価格、価値で購入する事ができます。

宝石は長い年月をかけて出来るため同じようなグレード、同じカラット数でも細かい部分が異なりお店によっても値段は異なります。

ルースを購入する際に注意する事は?

ルースを購入する際ですが出来れば鑑別書、鑑定書、ソーティングなど石のサイズやグレードなどが分かる物が付属されている物を選んでください。

ルースの状態ですと正確なサイズが分かりませんが、鑑定書などがあればその石のグレードなどが分かりますので特に売る時に役に立ちます。

ルースを購入した後どうする?

ルースを購入した後はどうするのか?主に2つ挙げられます。

  • アクセサリーにする
  • 資産として保管する

ルースを購入した後はその宝石を使ったオリジナルのアクセサリーを作る方が多いのではないでしょうか。男性が女性にルースを送り、女性が好むデザインの物を1から作成するという方もいらっしゃいます。

宝石店ではアクセサリーを作ってくれる所が多い為ルース購入後は購入店や宝石店に依頼してアクセサリーにしましょう。

またアクセサリーとしてではなく資産としてルース持つという方もいらっしゃいます。

特に近年良質な宝石が取れなくなってきている為今後宝石を資産として持つ方が増えてくる事が予想されます。

購入時のルースの選び方

ルースはどのような点に気をつけて選べば良いのか?様々ポイントがありますが、今回は3つポイントを挙げて紹介します。

  • 大きさ(重さ)
  • 色味やグレード

まず何と言っても大きさ(重さ)は重要な購入ポイントです。

ルースの状態で購入した後にアクセサリーとして使うのであればどのようなデザインのアクセサリーにしたいのかある程度考えて購入した方が良いです。

大きすぎても普段使いしにくいなどもありますので適度なサイズを選ぶ事が重要です。

色味や宝石のグレードも非常に大切です。

宝石は1つ1つ色味やグレードが異なります。産地によっても色味は異なりますので産地にこだわって選ぶのも宝石好きの方に特におすすめ選びです。

またルースも原石ではありませんのでカットされています。どのようなカットになっているのか?カットも重要なルースを選ぶポイントの1つです。

ルースの状態でも買い取ってもらえるのか?

ルースを持っているけど使い道がない方は新しく作り直すか、もしくは買い取ってもらうかの方法がありますが、ルースの状態でも買取してもらえるのか?知っておきたいですね。

ルースの状態でも買い取ってもらえるかどうかはお店によっても異なり、宝石の種類は大きさによっても異なります。

ダイヤモンドであればどんなに小さくても買取します!と言うお店もあれば0.2ct以上でないと買取しないなどお店によってルールが違うのが現状です。

これはダイヤモンドに限らずエメラルド、サファイアなどにも共通して言えます。

また通常アクセサリーになっている場合は宝石の大きさが土台に刻印されますがルースの場合はそのような刻印ができませんので石の大きさがわかりません。

宝石の買取というのは石の大きさや品質によって価格が決まりますが大切な査定ポイントであるサイズがはっきりとわからないと買取金額を出すことが難しいのが現状です。

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重さやグレードが分からない事を理由に買取を断られた場合は数千円程度で作成する事も可能ですので新たに鑑定書を作り直す事を検討しましょう。

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鑑定士歴15年。質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
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