
『ルース』っていう言葉を聞いた事はあるけど、何の事か分からない!
ルースは知っているけど、どういう時に使われるのか使い道が分からないという方も多いのではないでしょうか。
普段生活をしているとルースと言う言葉自体あまり聞く事はないかと思いますが、今回は宝石についてあまり詳しくない方に向けてルースとは一体何なのか?どういう時に使われるのか?などルースに関する事を解説していきます。
ルースとは一体何なのか?ルースに関して知りたいという方は是非ご覧ください。
ルースとは何の事?ルースの意味について
ルースとは『裸石』の事で宝石のみ、石のみの事を意味しています。
皆さんがよく見かける宝石の状態と言えば指輪やネックレスなど製品としての形が多いかと思いますが元々は宝石があってそれを爪と呼ばれる箇所で留めて製品としています。
指輪などの場合も土台から宝石を外した場合、石のみになりますがまさにそれがルースです。
ルースの使い道、使われる場面や用途について
しかし石のみの状態ってどんな時に使われるのか?ちょっと疑問ですよね。
自分好みのデザインのジュエリーを作りたい時に主にルースは活躍します。ルースだけを購入してその後加工すると言った方にルースは必要とされるのです。
なかなか一般の方はルースを購入して自分好みのジュエリーを作るという発想がない為、イメージしにくいかも知れませんが、宝石好きの方やアクセサリーが好きな方は自分の好きな宝石、自分が欲しいグレードの宝石をまず探してその後加工したりします。
また婚約指輪を送る際にどのようなデザインの物を送ったら良いか分からないという男性がルースだけを購入して女性にプレゼントしてその後好きなデザインの物を作ると言った事をされる方も中にはいらっしゃいます。

ルースの状態で欲しいという方もいらっしゃいます!
ルースだけで購入する事は可能?購入時の注意点は?
ルースは宝石店やネット、百貨店などで比較的簡単に手に入れる事ができます。
またルースを購入する際ですが出来れば鑑別書、鑑定書、ソーティングなど石のサイズやグレードなどが分かる物が付属されている物をできれば選んでください。
ルースの状態ですと正確なサイズが分かりませんが、鑑定書などがあればその石のグレードなどが分かりますので特に売る時に役に立ちます。
指輪などの場合でデザインが凝っている物に関してはデザイン料が販売金額に含まれていますがルースの状態であればこういったデザイン料が含まれておらず石本来の価格、価値で購入する事ができます。
業者間ではルースの状態で取引がされている

一般の方からするとルースはあまり馴染みがないかと思いますが、宝石を取り扱う業者の間ではルースの状態で取引される事も多いです。
例えばデザインが古いアクセサリーをお客様から買取した場合。宝石と宝石の周りの素材で分けられ、宝石は宝石業者に売却して貴金属は貴金属の専門業者に売却する。と言った買取店も多いです。
宝石も貴金属もリサイクルされます。古いデザインのアクセサリーもデザインが変わると雰囲気が全く異なります。

宝石は基本的に劣化する事がなく輝き続けますので姿を変えて再度使われているのです
ルースの状態でも買い取ってもらえるのか?
ルースを持っているけど使い道がない方は新しく作り直すか、もしくは買い取ってもらうかの方法がありますが、ルースの状態でも買取してもらえるのか?知っておきたいですね。
ルースの状態の場合宝石の種類や大きさによっても買取出来るかどうか異なりお店によっても判断が分かれます。
ダイヤモンドであればどんなに小さくても買取します!と言うお店もあれば0.2ct以上でないと買取しないなどお店によってルールが違うのが現状です。
これはダイヤモンドに限らずエメラルド、サファイアなどにも共通して言えます。
また通常アクセサリーになっている場合は宝石の大きさが土台に刻印されますがルースの場合はそのような刻印ができませんので石の大きさがわかりません。宝石の買取というのは石の大きさや品質によって価格が決まりますが大切な査定ポイントであるサイズがはっきりとわからないと買取金額を出すことが難しいのが現状なのです。
重さやグレードが分からない事を理由に買取を断られた場合は数千円程度で作成する事も可能ですので新たに鑑定書を作り直す事を検討しましょう。