【2023年12月更新】18金買取価格推移を年ごとに解説|過去10年分

ニュースで度々話題になる金相場。

金相場は年々上昇しており2023年10月には24金1gあたりの買取相場も1万円を遂に突破しました。

ニュースなどで取り上げられる価格は基本的には24金(インゴット)の価格となっておりアクセサリーなどで使われることが多い18金はもう少し安いです。

1g1万円位で買い取ってもらえると思い買取店に行ったら、金額が全然違くてガッカリしたなどとならないように、今回は18金の買取価格推移を年ごとにまとめグラフにしました。

KAKITANI
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お店によって金の買取価格に違いはありますので金額は参考程度にご覧ください

この記事を書いた人
KAKITANI

鑑定士歴15年。大手質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

【取材・監修実績】週刊SPA/MBS毎日放送(ゼニゲバ)
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランニング

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2023年の金相場について

18金の買取価格推移を説明する前に、2023年24金の相場を簡単に解説します。

2023年11月 ¥10,573

2023年10月 ¥10,544

2023年9月 ¥10,063

2023年8月 ¥9.986

2023年7月 ¥9,772

2023年6月 ¥9,762

2023年5月 ¥9,679

2023年4月 ¥8,730

2023年3月 ¥9,265

2023年2月 ¥8,804

2023年1月 ¥8,857

2023年9月の時点で小売価格ではすでに1g1万円を突破していましたが、10月には買取相場も1g1万円を突破しました。

10月以降も価格は緩やかに上昇している傾向です。

10年ほど前は1g4000円台後半でしたので1キロのインゴットを例にすると450万くらいだったものが1000万位になっていると言うことになります。

18金買取価格推移表

早速ですが18金の買取価格を年代ごとに解説していきます。金相場は日々変動します。

表の最安値はその月の最も安かった時点の価格で高値は最も高かった時点の価格となっています。

2023年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2023年12月¥7,851100%¥27¥7,851¥7,851
2023年11月¥7,824100%¥21¥7,657¥7,824
2023年10月¥7,803106%¥410¥7,039¥7,803
2023年9月¥7,348100%¥3¥7,348¥7,393
2023年8月¥7,390102%¥159¥7,145¥7,390
2023年7月¥7,231100%¥7¥7,029¥7,231
2023年6月¥7,224101%¥62¥7,080¥7,224
2023年5月¥7,162102%¥136¥7,051¥7,162
2023年4月¥7,026102%¥170¥6,784¥7,026
2023年3月¥6,856105%¥341¥6,457¥6,856
2023年2月¥6,51599%¥-39¥6,368¥6,515
2023年1月¥6,554103%¥177¥6,348¥6,554

2023年1月時点での金の買取価格は6500円前後だったのに対して11月時点で約7800円前後と1300円ほど上がっています。

アクセサリーの重さは1つ1つ全く異なりますが女性が普段使うネックレスであれば5g位内のものが多い印象です。仮に5gの場合1300円変わると6,500円

変わるという計算になります。

2022年

続いて2022年の18金買取価格になります。

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2022年12月¥6,37798%¥-94¥6,178¥6,377
2022年11月¥6,471100%¥12¥6,278¥6,471
2022年10月¥6,459100%¥22¥6,263¥6,459
2022年9月¥6,437102%¥162¥6,127¥6,437
2022年8月¥6,27598%¥-121¥6,044¥6,275
2022年7月¥6,39697%¥-160¥6,093¥6,396
2022年6月¥6,556103%¥160¥6,140¥6,556
2022年5月¥6,39697%¥-160¥6,054¥6,396
2022年4月¥6,556106%¥342¥6,119¥6,556
2022年3月¥6,214108%¥484¥5,692¥6,214
2022年2月¥5,730105%¥263¥5,369¥5,730
2022年1月¥5,467102%¥-145¥5,361¥5,467
KAKITANI
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金も高騰していますが、パラジウムも高騰。ホワイトゴールドの価格がかなり上がっています。

2022年がスタートしてから特に2月は色々な出来事がありました。1月と2月を比較すると1g当たり約250円相場が高騰しており高値を推移しているのが分かります。

有事の金とも言われ、お金の価値が不透明な時、景気の先行きが不透明な時には金が高騰するという事が今回のウクライナとロシアの情勢で再認識できました。

2021年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2021年12月¥5,32297%¥-165¥5,157¥5,322
2021年11月¥5,487104%¥199¥5,211¥5,487
2021年10月¥5,288103%¥134¥5,023¥5,288
2021年9月¥5,154100%¥23¥4,955¥5,154
2021年8月¥5,13199%¥-35¥5,020¥5,131
2021年7月¥5,16696%¥-212¥5,052¥5,166
2021年6月¥5,378100%¥10¥5,003¥5,378
2021年5月¥5,368108%¥404¥4,998¥5,368
2021年4月¥4,964101%¥72¥4,850¥4,964
2021年3月¥4,89298%¥-114¥4,696¥4,892
2021年2月¥5,00697%¥-136¥4,816¥5,006
2021年1月¥5,142102%¥118¥4,853¥5,142

2021年も引き続き新型コロナウィルスの影響で不安定な1年間だったのではないでしょうか。

新型コロナが流行し始めた2020年時に比べると幾分落ち着いていたような印象もありますが、変異株の登場など終わりが見えないコロナウィルスの影響も金相場は1月時点に比べて12月は200程高くなりました。

2020年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2020年12月¥5.02497%¥-152¥4,772¥5,024
2020年11月¥5,17699%¥-59¥4,762¥5,176
2020年10月¥5,23597%¥-141¥5,023¥5,235
2020年9月¥5,37695%¥-254¥5,057¥5,376
2020年8月¥5,630106%¥302¥5,271¥5,630
2020年7月¥5,328109%¥442¥4,879¥5,328
2020年6月¥4,836101%¥50¥4,740¥4,836
2020年5月¥4,836101%¥64¥4,612¥4,836
2020年4月¥4,772103%¥119¥4,325¥4,772
2020年3月¥4,65399%¥-31¥4,130¥4,653
2020年2月¥4,684106%¥249¥4,360¥4,684
2020年1月¥4,435105%¥231¥4,336¥4,435

2020年は新型コロナウィルスの影響で経済が大きく動いた一年だったのではないでしょうか。景気の先行きが不透明だった事もあり金相場は大きく値を上げ2020年8月時には当時金相場の最高値を記録しました。

2019年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2019年12月¥4,204100%¥6¥4,053¥4,204
2019年11月¥4,198100%¥13¥4,071¥4,198
2019年10月¥4,185101%¥43¥4,089¥4,185
2019年9月¥4,142101%¥50¥4,037¥4,142
2019年8月¥4,092105%¥192¥3,856¥4,092
2019年7月¥3,900102%¥61¥3,765¥3,900
2019年6月¥3,839107%¥259¥3,540¥3,839
2019年5月¥3,58098%¥-74¥3,518¥3,580
2019年4月¥3,654100%¥-17¥3,575¥3,654
2019年3月¥3,67199%¥-46¥3,585¥3,671
2019年2月¥3,717103%¥117¥3,598¥3,717
2019年1月¥3,600102%¥54¥3,500¥3,600

2019年は年間通して1g約400円金相場が値上がりした一年でした。極端に上がったり下がったりした月はなく徐々に高騰していった事がこの表からも分かります。

2018年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2018年12月¥3,546101%¥35¥3,478¥3,546
2018年11月¥3,511101%¥35¥3,434¥3,511
2018年10月¥3,476102%¥63¥3,366¥3,476
2018年9月¥3,41399%¥-28¥3,333¥3,413
2018年8月¥3,44198%¥-88¥3,270¥3,441
2018年7月¥3,52998%¥-89¥3,413¥3,529
2018年6月¥3,61899%¥-20¥3,464¥3,618
2018年5月¥3,638100%¥-5¥3,549¥3,638
2018年4月¥3,643102%¥59¥3,541¥3,643
2018年3月¥3,58497%¥-119¥3,495¥3,584
2018年2月¥3,70399%¥-41¥3,560¥3,703
2018年1月¥3,744103%¥98¥3,658¥3,744

2018年に入り3700円台をキープしていましたが、徐々に下がり12月時点で3500円と珍しく年間を通して金相場が下がった1年でした。

2017年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2017年12月¥3,64699%¥-25¥3,545¥3,646
2017年11月¥3,671100%¥3¥3,601¥3,671
2017年10月¥3,668100%¥-15¥3,595¥3,668
2017年9月¥3,683102%¥61¥3,618¥3,683
2017年8月¥3,622103%¥100¥3,495¥3,622
2017年7月¥3,52299%¥-30¥3,441¥3,522
2017年6月¥3,552100%¥3¥3,478¥3,552
2017年5月¥3,549100%¥13¥3,464¥3,549
2017年4月¥3,53699%¥-30¥3,473¥3,536
2017年3月¥3,566101%¥27¥3,447¥3,566
2017年2月¥3,539102%¥68¥3,428¥3,539
2017年1月¥3,471103%¥106¥3,411¥3,471

2017年からトランプ政権が発足。様々な混乱があり、一時期は3700円付近まで高騰しました。1年間を通して上げ下げを繰り返しながら1年間で約200円値上がりしました。

2016年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2016年12月¥3,36599%¥-23¥3,310¥3,365
2016年11月¥3,388101%¥30¥3,264¥3,388
2016年10月¥3,35897%¥-91¥3,242¥3,358
2016年9月¥3,44999%¥-23¥3,345¥3,449
2016年8月¥3,47298%¥-71¥3,339¥3,472
2016年7月¥3,543103%¥112¥3,420¥3,543
2016年6月¥3,43198%¥-67¥3,315¥3,431
2016年5月¥3,498100%¥14¥3,342¥3,498
2016年4月¥3,48497%¥-122¥3,357¥3,484
2016年3月¥3,606103%¥93¥3,441¥3,606
2016年2月¥3,513104%¥148¥3,385¥3,513
2016年1月¥3,365100%¥15¥3,180¥3,365

2016年は上がったり下がったりを繰り返し¥3,300円台をキープしました。高い時期では3500円台まで上がりましたが、その後下落。1年を通して3300~3500円台を推移した一年でした。

2015年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2015年12月¥3,35097%¥-96¥3,227¥3,350
2015年11月¥3,44697%¥-90¥3,250¥3,446
2015年10月¥3,536102%¥67¥3,353¥3,536
2015年9月¥3,46997%¥-107¥3,338¥3,469
2015年8月¥3,57699%¥-46¥3,378¥3,576
2015年7月¥3,62297%¥-103¥3,390¥3,622
2015年6月¥3,725101%¥23¥3,630¥3,725
2015年5月¥3,702101%¥48¥3,558¥3,702
2015年4月¥3,654100%¥-9¥3,525¥3,654
2015年3月¥3,66397%¥-111¥3,514¥3,663
2015年2月¥3,77497%¥-97¥3,599¥3,774
2015年1月¥3,871105%¥192¥3,581¥3,871

2014年の11月から高騰していた金相場は2015年に入ってからも高値を推移していました。夏頃から徐々に下がりはじめ最終的に3300円台での着地しました。

2014年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2014年12月¥3,679104%¥131¥3,432¥3,679
2014年11月¥3,548106%¥200¥3,289¥3,548
2014年10月¥3,34899%¥-22¥3,264¥3,348
2014年9月¥3,370100%¥9¥3,299¥3,370
2014年8月¥3,36199%¥-37¥3,307¥3,361
2014年7月¥3,398101%¥32¥3,299¥3,398
2014年6月¥3,366101%¥28¥3,198¥3,366
2014年5月¥3,33899%¥-46¥3,203¥3,338
2014年4月¥3,38499%¥-50¥3,301¥3,384
2014年3月¥3,434103%¥102¥3,231¥3,434
2014年2月¥3,332104%¥140¥3,096¥3,332
2014年1月¥3,192101%¥34¥3,119¥3,192

3100円台でスタートした2014年ですが、11月と12月で1g300円程高騰し結果的に3600円台で着地しました。ロシアによるクリミア統合も2014年に起きました。

2013年

KAKITANI
KAKITANI

価格推移をグラフで見ると徐々に下がったのが一目で分かりますね。

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2013年12月¥3,15899%¥-18¥3,037¥3,158
2013年11月¥3,17699%¥-41¥3,051¥3,176
2013年10月¥3,21794%¥-210¥3,051¥3,217
2013年9月¥3,427102%¥52¥3,133¥3,427
2013年8月¥3,375104%¥116¥3,026¥3,375
2013年7月¥3,25995%¥-181¥2,996¥3,259
2013年6月¥3,44096%¥-147¥2,894¥3,440
2013年5月¥3,58793%¥-252¥3,391¥3,587
2013年4月¥3,839102%¥84¥3,151¥3,839
2013年3月¥3,75598%¥-74¥3,565¥3,755
2013年2月¥3,829103%¥101¥3,589¥3,829
2013年1月¥3,728107%¥256¥3,518¥3,728

東京オリンピック開催が決まった2013年。金相場は高値を推移し4月には3800円台まで高騰しました。その後少しづつ下落し3100円台で落ち着き結果として金相場は下がった一年でした。

2012年

日付買取価格(相場)先月比(比率)先月比(金額)最安値最高値
2012年12月¥3,47299%¥-50¥3,384¥3,472
2012年11月¥3,522103%¥94¥3,293¥3,522
2012年10月¥3,428101%¥38¥3,315¥3,428
2012年9月¥3,390106%¥182¥3,215¥3,390
2012年8月¥3,208102%¥60¥3,026¥3,208
2012年7月¥3,148100%¥3¥3,009¥3,148
2012年6月¥3,14597%¥-83¥2,977¥3,145
2012年5月¥3,22896%¥-120¥2,994¥3,228
2012年4月¥3,34899%¥-43¥3,213¥3,348
2012年3月¥3,39198%¥-85¥3,257¥3,391
2012年2月¥3,476108%¥257¥3,172¥3,476
2012年1月¥3,21998%¥-74¥2,971¥3,219

10年前の2012年時点での18金の買取価格は3200円から高い月で3400円台でした。一年を通して大きく金相場が動かない安定した一年でした。

金相場と買取価格の違いについて

金を売る前に知っておいていただきたい事が「金相場」と「買取価格」は別物金相場は業者間で取引される相場の事を表す事が多く買取価格はそのまま買取してもらえる価格の事です。

金の相場を提示しているサイトは多数ありますが金相場の金額で買取してもらえると思い利用したら、値段が全然違ったという事もよくあります。

金の相場はある程度決まっていますが買取価格はお店によって違いますので、金を売る時は必ず買取価格を聞いてから売却するようにしましょう!

【まとめ】18金は10年間で約1.8倍まで高騰

以上今回は18金の買取価格推移をまとめました。コロナウィルスの影響もあり特に2019年から値上がりしているのが分かります。

2012年12月と2022年12月時点を比較すると約1.8倍まで高騰。いかに金が安定した資産かと言うのをコロナウィルスとウクライナ情勢から再認識する事が出来ます。

2023年に入ってさらに金相場は上昇しており、18金ももちろん例外ではなく上がっています。今後さらに金相場は上がる可能性もありますのでより売り時、タイミングの見極めが難しいです。

KAKITANI
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本サイトでも引き続き金相場の動向には注目していきます

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