ブランドバッグや時計、貴金属などを買取するお店は年々増えており、一度は利用したことがある!と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これだけお店が増えているという事はブランド買取店って儲かるのか?気になる所ですね。今回はブランド品買取が実際に所儲かるのか?どういう仕組みで儲かるのかなど利益が出るポイントなどについても解説していきたいと思います。ブランド買取店の利益に興味がある方、ブランド買取と言うビジネスに興味がある方は是非ご覧ください。
ブランド品買取って儲かるのか?
早速本題のブランド買取は儲かるのかについてですが結論儲かるお店は結構儲かりますが儲からないお店は一瞬でつぶれます。
高額な品物を取り扱う業種ですので知識や経験がない人がいきなりやって儲かるほど甘い業種ではありません。
ブランド品は基本的に高額なものを取り扱う事が多く、低単価のものばかり取り扱っていてもそこまで儲からないのが現実で、ある程度高額な商品を取り扱っていかないとなかなか儲かりません。しかし高額なものを取り扱うならばその商品の価値をしっかりと見極める事ができる能力がないと偽物を買ったり、買ったけど損をしたりしてしまいとてつもない損害を受けてしまうことにもつながります。
ブランド別の平均利益率
ブランド買取と言ってもルイヴィトンやエルメス、シャネル、カルティエなどたくさんのブランドがあり貴金属やロレックスなどの高級時計も買取を行います。買取した後はお店独自のルート売り捌き利益を出しますが、ブランドやジャンルによって利益率は大きく異なります。ブランド別にどれくらいの利益が出るのか?平均的な利益率をまとめました。こちらの数値はあくまでもお店やモデル、その時の相場などによって大きく異なりますので参考程度にご覧ください。
ブランド | 平均利益率 |
ルイヴィトン | 18% |
エルメス | 22% |
シャネル | 22% |
バレンシアガ | 20% |
サンローラン | 20% |
フェンディ | 22% |
コーチ | 15% |
ロレックス | 13% |
オメガ | 17% |
ウブロ | 20% |
オーデマピゲ | 20% |
タグホイヤー | 18% |
カルティエ | 22% |
ブルガリ | 25% |
ハリーウィンストン | 25% |
金・プラチナ(貴金属) | 3% |
宝石 | 28% |
貴金属類は極端に利益率が安いのですがそれ以外は10%以上の利益率が出る場合が多いです。この金額から手数料などが引かれたりすることもありますので利益自体はもう少し下がります。すべてこれぐらいの利益が出るわけではなく逆にマイナスになるという場合ももちろんあります。
1回の取引でどれくらい儲かるのか?
平均的な利益率を表にまとめましたが1件当たり具体的にどれくらい儲かるのか?についてですがこれは何を買うのかによって大きく変わってきます。
高額で買取が多いものといえばロレックスの腕時計や金などの貴金属ですが、ロレックスや貴金属類はどこのお店も高い金額を提示しますので実際そこまで利益が出ないのが現実で特に買取店が多くある競合エリアでは貴金属は10万円分買っても1000円も儲からない場合も多々あります。
ロレックスに関してはアンティークモデルやそのほか珍しいモデルなど定番モデル以外は欲しいという方がいれば高く売れる売れる場合もありますので30万50万または1件で100万以上の利益が出ることもありますが定番モデルは取引相場がある程度決まっており、数万円程度しか利益がでないということもあります。
あくまでもお店によって買取価格や利益率の方針がありますのでどれくらい儲かるかはお店によって違います。特に都内の買取店は競合が多いということもありお客様から安く買う事が地方に比べて難しいため薄利になりやすいです。また大手や店舗数が多いお店だから必ずしも買取金額が高いというわけではなく、逆に大手の場合買取金額は安いということもあります
ブランド買取店が利益を出すまでの流れ
ブランド買取店はお客様から商品を買取したあと売り先や販売ルートは各社異なり利益が出るポイントもそれぞれですが買取店がお客様から買取した商品をその後どうしているのか3パターン紹介します。
自社で販売する
まず1つ目は自社で販売するという方法です。店舗を構えている会社は店頭で販売、または楽天などECモールなどで販売するという売り方があります。一般の方を相手に売るため時計であれば磨き仕上げをしたりと販売するまでに実は手間が必要だったりもしますが基本的に一番高く売れます。デメリットはすぐに売れない場合があるという点で売れないで商品が滞留して相場が下がって最終的には赤字になるというリスクはあります。また自社で販売をする場合は、人件費や管理コストなどもかかってきます。
古物業者専用のオークションで売買する
2つ目は古物商を持っている業者だけが参加できるオークションに出品して売るという方法です。一般の方にはあまり想像ができないかもしれませんが、ヤフーオークションの業者専用版、または魚市場のようなイメージです。時計だけのオークションもあればブランド品全般のオークションもありますし家電やゲームなど色々なものを取り扱うオークションもあります。古物のオークションにお客様から買取した商品を出して売ることによって利益を出しているお店も多くあります。基本的にどのような商品でも売れるというメリットもありますが、その商品が欲しいという業者がいなければ安い金額でしか売れないというデメリットもあります。
直接業者に卸す(海外含め)
3つ目は直接業者に卸すという売り方です。この方法のメリットは売る時の手数料がかからないという点です。ECサイトや業者のオークションで売る時は基本的に販売手数料やクレジットカードの使用料などがかかります。業者に直接売ることによって無駄なコストがかからないというのがこの売り方の大きなメリットです。しかし業者専用オークションや自社販売に比べると売れる金額は高くない事があります。
まとめ
今回はブランド買取店って儲かるのか?またお客様から買取した後どういう方法で売るのかについて解説しました。
ブランド品買取って聞くと一見華やかな世界というイメージがあるかも知れませんが常に偽物と戦う業種でもあります。偽物に価値はありませんので仮に偽物を買うと一回で数百万単位の損害になる場合もあるほどダイレクトにお金に関わってきます。業者専用のオークションはオークションにもよりますが古物商を持っていれば参加できるところもありますし、売る方法に関してはそこまで苦労はしませんが、ものを見極める能力、知識がないと難しい業界でもあります。フランチャイズ展開しているお店などに入ればある程度ノウハウを教えてくれますので、もし1からブランド品買取店をやってみたいという方はフランチャイズも検討するのも良いかも知れません。