ブランド買取の際、保証書はあった方が良い?価格には影響するのか

ブランド品を買取に出そうと思ったけど保証書がない!買取はしてもらえるのか?価格が安くなるのか?など疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそも保証書って買った時からなかったという方もいるかと思います。今回はブランド品買取の際に保証書が与える影響について鑑定士が解説していきたいと思います。

価格にはどう影響するのか?その他価格以外に影響する事などについて詳しくまとめました。

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この記事を書いた人
KAKITANI

鑑定士歴15年。大手質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

【取材・監修実績】週刊SPA/MBS毎日放送(ゼニゲバ)
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランニング

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ブランド品の保証書とは?意味や役割について

まずギャランティーカードとも呼ばれる保証書はそもそも何なのか?どういった役割があるのかについてですがブランドや商品によって保証書の役割が少し異なります。

例えばシャネルの製品を購入した場合、バッグには名刺サイズの黒いギャランティーカードが付属されています。ギャランティーカードにも記載されている通りシャネルの商品と証明する役割があります。一方同じくシャネルの時計を購入した場合は時計の型番、シリアル、購入日などが記載されたギャランティーカードが付属されシャネルの商品と証明するような内容は記載されていません。

時計の場合はいつどこで買ったのか証明するような役割があり自然故障において万が一故障した場合期限内であれば無償で修理をしてもらえます。

どちらも同じ保証書ですが製品を品質を保証書する内容と購入日時などを証明する内容と商材によってかなり内容と役割は異なります。

保証書がつくかどうかはブランドによって異なる

基本的に時計にはメーカーの保証が付きますので大半の商品に保証書がつきますがブランドバッグの場合ほとんど保証書はつかず保証書がつくブランドと言えばシャネル、プラダぐらいです。グッチやセリーヌ、バレンシアガ、サンローランは保証書と言うよりショップカードと呼ばれる事が多いです。ショップカードも保証書とほとんど同じ役割で購入店、購入場所、購入日付などが記載されます。

ブランド品と言えばルイヴィトンと言うイメージがありますがルイヴィトンのバッグや財布などには保証書やショップカードは付属されず時計とジュエリーのみ購入場所、購入日付が記載されます。

保証書はブランド品の買取にどう影響するのか

ブランド買取の際保証書がどのように影響するのかについて解説します。基本的に元々保証書がついているブランドは買取の際に保証書があった方が良いです。お店によっても保証書の評価は異なり、モデルによっても異なりますが売る時は保証書も一緒に持って行くようにしましょう。

保証書が買取に影響する事

・金額面で減額になる可能性がある

・買取ができない。売却までに時間を要する場合がある

保証書がないと買取の際減額になる場合がある

影響する1つ目のポイントは価格です。保証書がない場合買取価格が減額になる場合があります。どれくらい変わるかはブランドやモデル、お店によっても評価は異なりますので一概にどれくらいとは言えませんが1割から2割変わる場合もあります。高額なお品物やシャネルは特に保証書があるとないとでは査定額に影響します。

保証書がないと買取できない場合がある

偽物の保証書もありますが保証書はその商品が本物である証明にもなります。保証書がないと本物か偽物か判断できないモデルなどの場合は買取ができない、断られる場合があります。

またダイヤモンドがついている腕時計で保証書がない場合はダイヤモンドが元々ついているのか、それとも後で加工されたものなのか判別ができない事もありそういった場合はメーカーで確認する必要があり売るまでに時間がかかる場合もあります。

保証書の再発行は可能なのか?

価格など買取の際にマイナスになるのであればできれば再発行して売りたいですね。

しかし残念ながら基本的にどのブランドも保証書の再発行は行っていません。一度紛失してしまうと再度取得できないのが現状ですので保証書はなくさないように大切に保管するようにしましょう。

保証書がないブランド品を高く買取してもらう方法

保証書がないブランド品を高く買い取ってもらう方法を3つ紹介します。

保証書の再発行ができないかメーカーに問い合わせる

まず1つ目が保証書の再発行ができないか一応確認する事です。特に高級時計の場合は確認した方がよくパテックフィリップのようにブランドの中には保証書は再発行はできないけど何らかの証明書を再発行してくれるブランドもあります。基本的に再発行はどのブランドも行ってくれませんが規定が変わったりする可能性もある為特に売る時に影響があるブランドはメーカーに再発行ができないか確認してみましょう。

修理明細などがあれば一緒に持って行く

メーカーに修理などを依頼すると修理の明細がついてくる場合があります。修理明細書は保証書の代わりにはなりませんが本物と証明してくれるものでもあります。必要ないかなと捨てられる方も多いですが修理明細はあった方が査定の際にプラスになる場合が多いため捨てずに保管するようにしましょう。

複数のお店に査定を出す

保証書の評価はお店によって異なります。A店では保証書があってもなくても変わらないと言われたけどB店では買取価格に影響がありますと同じモデルでも評価が分かれる事は多々あります。保証書がない場合は特に複数のお店に査定を出して色々なお店の評価を聞いてから売るようにしましょう。

一括査定サイトも複数のお店の買取金額を知るうえでとても便利なサイトですので是非活用されてみてください。

保証書がない金やプラチナは買取にどう影響する?

ブランド品ではありませんが金やプラチナなど(貴金属類)を使ったアクセサリーは購入すると品質保証書などがついてくる場合があります。

金やプラチナなどのアクセサリー類を買取に出す際保証書はあってもなくても価格に影響しません。

宝石類で鑑定書、鑑別書がついている場合は一緒に持って行った方が高く買い取ってもらえたりしますが貴金属類の保証書はほとんどの場合あってもなくても評価は変わりませんので品質保証書や購入店の証明書がなくても売れますのでご安心ください。

この記事を監修した人
KAKITANI

鑑定士歴15年。大手質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

【取材・監修実績】週刊SPA/MBS毎日放送(ゼニゲバ)
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランニング

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