
自宅に直接査定に来てくれる出張買取。
お店に行く手間などがかからない便利な買取方法ですが、業者によってはかなり安い値段を提示されたり何か売る物はないかとしつこく聞かれたりとトラブルが発生する事があります。
今回は出張買取を利用するにあたって注意してほしい点やどういったお店に依頼するべきかなど出張買取に関する内容をまとめました。
これから出張買取を利用しようかなと検討されている方は是非ご覧ください。
- 出張買取を利用する際の注意点
- 出張買取で起こるトラブルについて
- 悪質な買取業者の見分け方について
- 出張買取に関するFAQ
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出張買取を利用する際の7つの注意点

早速本題の出張買取を利用する際に気を付けてほしい注意点を7つ紹介します。
- 買取対象か確認する
- 売りたい商品を専門的に扱っているか
- 1社では決めない
- 出張費がかからないか確認して依頼する
- 付属品は揃えておく
- 不要なものは準備しておく
- 事前に目安の買取金額を聞いておく
注意①買取対象なのか確認して依頼する
まず1つ目が「売りたい商品が買取対象なのか確認してから依頼する」と言う事です。
基本的に買取業者は事前にどういった商品やブランドなのか確認しますが、万が一売りたい商品が買取の対象外のジャンルやブランドだった場合無駄に時間を費やす事につながります。
依頼する際はその業者が売りたい商品を取り扱っているのか確認しておくことをオススメします。
注意②売りたい商品を専門的に取り扱っているか
2つ目が「売りたい商品を専門的に取り扱っているお店を選ぶ」という事です。
例えばルイヴィトンのバッグを売りたいという場合は家具や家電などを総合的に取り扱っているお店よりブランド品を専門的に取り扱っているお店の方が高く売れる可能性が高いです。

何でも買取してくれるお店の場合全て買取してくれるというメリットがある一方買取価格が安い場合があります。
注意③1社では決めず数社見積を取る
3つ目は「1社で決めず相見積もりを取る」と言う事です。
出張買取は自宅に来てもらっている為店頭買取、宅配買取に比べて1番断りづらい買取方法です。
わざわざ来てもらっているからと言う気持ちはとても分かりますが買取金額は安い場合があります。
そのためできれば1社では決めず2社3社と相見積もりを取ってから売るようにしましょう。
断りづらくどうしても1社で決めたいと言う場合は出張買取を依頼する前に何社かに事前に目安の金額を聞いて1番高い所に依頼するようにしましょう。
注意④出張費がかからないか確認してから依頼する
4つ目は「出張費などの手数料」がかからないか事前に確認しておきましょう。
ほとんどのお店は出張費はかかりませんが中にはキャンセルの場合は出張費の半分を頂戴しますというお店もあります。
出張費やキャンセル費以外にも買取手数料などその他費用がかかる物はないか確認してから依頼をするようにしましょう。
注意⑤付属品などを揃えておく
出張買取に限った事ではありませんが付属品を揃えておくことはブランド品を高く売る大切なポイントです。
後で付属品が出てきた!と言う方が実際多く、後から付属品が出てきてもプラス査定できない可能性もありますので自宅に来てもらう前に付属品などを揃えて準備しておきましょう。

あっても意味ないかな?と思う付属品も年の為揃えておきましょう
注意⑥不要なものがあれば準備しておく
6つ目は「不要な物は準備しておく」です。
こちらは注意点と言う訳ではありませんが単品では金額が付きにくい商品でもまとめてであれば値段を付けてくれる場合があります。その為不要なものがあれば準備しておくようにしましょう!
注意⑦事前に目安の買取金額を聞いておく
出張買取に来てもらう前にある程度目安の買取金額を聞いておきましょう。大体どれくらいの買取金額になるのか事前に知っておくことでイメージができ実際に査定してもらってから納得して売る事ができます。
事前に目安の金額を聞いておらず、いざ査定をしてもらったら思ったよりも安く、悩むけどとりあえず売ると後で後悔する事にもつながります!事前に目安の金額を聞いておくというのは非常に大切なポイントです。
出張買取で起こるトラブルとは

出張買取で起こるトラブル、起こりやすいトラブルについて解説します。
どのような事でトラブルになるか把握しておくことでトラブルを回避する事にもつながります。
- 売るまで帰らない
- 強引に買取を勧められた
- 契約解除に応じてもらえない
- 後から返金を求められた
売るまで帰らない
まず1つ目が売るまで買取業者帰らないというトラブルです。お店に持って行った場合金額に納得できなければ自分が帰れば良いですが出張買取の場合は相手側に帰ってもらう必要があります。
買取業者もせっかく来たのだから何かしらは買取したいという気持ちになり売るまで帰らないというトラブルが発生する可能性もあります。
売りたくない時は売りたくないと毅然とした態度で対応するようにしましょう。
強引に買取を勧められた
こちらはよくありますが、本当は売りたくないけど断りづらい雰囲気になり強引に買取を勧められたというトラブルです。この場合はクーリングオフを適用すれば契約を解除できますが、極力その場で売りたくない物は売りたくないときっぱりと断るようにしましょう。
利用者が女性1人で買取業者が男性2人の場合はこういったトラブルに巻き込まれやすいので注意が必要です。
契約成立後に解除を求めたが応じてもらえない
まともな会社やお店であれば出張買取は8日以内であればクーリングオフが適用されると把握していますので応じてもらえますが、「悪質な業者の場合買取時に商品は返せないと言った」などを理由に応じてもらえない場合があります。
万が一応じてもらえない場合は近くの消費生活センターなどに相談しましょう。
後から返金を求められた
買い取ってもらった後に、よく見たら状態が悪かったなど何かしらの理由を付けられ返金を求められるというケースです。
このケースもかなり稀ですが、査定時には気付かなかった傷や汚れを後で気づき返金を求める業者もいる可能性があります。
取引自体をキャンセルするか消費生活センターに相談してみましょう
トラブルに合わない為には信頼できるお店を選ぶ

後でトラブルに合わない為にも信頼できるお店を選ぶ事が1番大切です!お店選びのポイントを紹介します。
- ホームページがあるか?
- 店舗を構えているか?
- ホームページに古物許可番号が記載されているか?
- 実績はあるか?
- 対応は良いか?

お店選びが一番大切です!迷った時は大手を選ぶのが無難です。
ホームページがあるお店
1つ目のお店選びのポイントは「ホームページがちゃんとあるお店」です。
ホームページがあれば必ずしも信頼できる訳ではありませんがホームページがないよりはあるお店の方が信頼はできます。またホームページに査定員の顔写真が掲載されているお店はどういう人が来るか事前に知る事もできます。
ホームページがしっかりと作られているお店はそのお店がどういうお店なのかある程度知る事ができますので出来る限りホームページがあるお店に依頼をするようにしましょう。
実店舗を構えているお店
実際に店舗を構えているお店の方が身元が分かる分信頼ができ、おすすめです。
もし販売も行っているお店であればどういうものを取り扱っているのかイメージしやすいので、取り扱っている商品と売りたい商品が一致しているか確認しましょう。
HPに古物商の番号が掲載されているお店
そもそもホームページを利用してお客様から買取の申し込みなどを受ける場合は〇〇県公安委員会第〇〇号と言ったように古物商の番号を掲載しなければなりません。
こういった部分をきちんとできているお店の信頼はできます。細かい部分ではありますがこのような細かい部分をできているお店の方が細かい部分までしっかりと査定してくれる可能性は高いと言えます。
古物営業法第12条第2項
古物商は、第5条第1項第6号に規定する方法を用いて取引をしようとするときは、その取り扱う古物に関する事項と共に、その氏名又は名称、許可した公安委員会の名称及び許可証の番号を電気通信に接続して行う自動公衆送信により公衆の閲覧に供しなければならない。
引用 警視庁
実際に買取した商品と金額を掲載しているお店
実際に買取した商品詳細と金額を掲載しているお店の方が掲載していないお店に比べて信頼はできます。
しかし金額などを適当に掲載しているお店も中にはいますので必ずしも信頼ができるという訳ではありません。安い金額でしか買わないお店は実際に買取した商品の金額などを掲載する可能性は低い為どちらかと言うと掲載しているお店の方がおすすめです。
申し込み時の対応が良いお店
出張買取を申し込みした際、対応や態度が良いお店の方が信頼はできます。
申し込みをしたけど返答がない、態度が悪いなどは自宅に来てもらった際も同じく不愛想な態度で査定をされる可能性もあります。申し込み時の対応も信頼できるお店かどうか見分けるポイントの1つです。
悪質な出張買取業者の手口

買取業者は安く買取が出来れば出来るほど儲ける事が出来る為、極端に買取価格が安い業者も存在してします。ブランド品などの買取はお店によってそこまで金額に違いがないだろうと思っている方が多いのも現実で悪質な業者からするとこういった方はターゲットにしやすいです。
またブランド品と言うのは業者間でも取引相場は常に一定ではありません。金のように10年前と比べて倍以上になっている物もありそのような情報を知らない方も多く結果騙されるような形で売ってしまうなんて言う事もよくあります。
悪質な出張買取業者に狙われやすい人
・お年寄り
・譲り受けたなどでその商品の価値が分からない人
出張買取業者を名乗らず訪問してくる
1つ目が出張買取業者を名乗らず訪問して最終的に貴金属などがないか尋ねるというやり方です。
一軒家に住んでいる方は特に注意が必要で例えばですが何か困っている事はありませんか、自宅で修理が必要な個所はありませんかなど最初は異なる方法で入ってきて最終的に不要な物を買取するという業者は違法です。
いきなり家に訪問して不用品がないか尋ねる
2つ目はいきなり家に訪問して不用品がないか尋ねる方法です。
貴金属やブランドバッグではなく衣類や靴など比較的買取に出しやすいような物から入ってきて最終的には貴金属はないか執拗に聞いてくるという業者もいます。そもそもアポなしでいきなり訪問して買取するのは違法ですのでこういった業者は利用しないようにしましょう。
何でも買い取るとアポを取ってから自宅に来る
3つ目はアポを取ってから来るという業者です。いきなり電話がかかってきて何か不要なものはありませんか?なんでも買取しますとアポを取ってきて自宅に来たら貴金属やバッグなどがないかと聞いてくるやり方です。
ちゃんとしている会社も他に不要なものはありませんか?と確認をすることはありますが無理に買取をするような事は絶対にありません。
実際にあった悪質な出張買取業者の被害例

被害①【エアコンの引き取りからブランド品の買取を強引に迫られた】
2020年大阪府でエアコンの引き取りを依頼した60代の女性に自宅に訪れた男性がブランド品のバッグはないかと持ちかけ結果として2000万以上で購入したアクセサリーを1万5000円で買取されたという被害がありました。
被害②【クーリングオフに関して虚偽説明】
2018年にカメラやネックレスなどを買取する際に後で返してと言われても返す事ができないとクーリングオフに関して虚偽の説明を行い、クーリングオフの説明がない不備のある書面を交付したとして仙台市の男性と従業員らが逮捕されるという事がありました。
契約解除で虚偽説明疑い 訪問購入業者6人逮捕 日本経済新聞
悪質な出張買取業者の見分け方

訪問時に身分や目的などを提示しない業者
買取業者は依頼があってお客様の自宅に訪問した際に自分の身分や何を買取しに来たのか依頼者に伝える義務があります。
仮に義務でなくてもまず自分がどういった人なのか利用者に説明しない業者は信用ができないため悪質でなくてもオススメはしません。
依頼した商品以外の物を買おうとする
依頼した商品以外に不要なものはないかしつこく聞いてきて強引に買取をしようとする悪質な業者がいます。
依頼があったもの以外無理に買取しようとする行為は違法ですので強引に買取を行おうとする業者は悪質な業者の可能性が高いです。
詳細を教えてもらえない
買取の点数が多い場合にありがちですが、買取の金額は提示されるけど何がいくらなのか具体的な詳細を教えてくれない業者も要注意です。これは違法ではありませんが買取金額が安い場合があります。
本当はもっと高く買取ができるのに誤魔化す業者に見られるやり方です。
また貴金属を売る時に何グラムあるのかグラムを開示しないお店も安く見積もられている場合がありますので利用はオススメしません。
クーリングオフについて無知な業者
出張買取を行っている業者であればクーリングは知っておかなければいけない事ですが、適当な業者であればクーリングオフについて知らない、もしくは知らないふりをする可能性があります。クーリングオフについて尋ねても買取後はキャンセルできないという業者は利用をやめましょう。