ハイブランドと言う言葉を耳にしますが、どこからがハイブランドでどこまでがハイブランドではないのか?定義や線引きがいまいち分からないと言う方も多いのではないでしょうか。
バッグ1つで百万円以上するエルメスや洋服1つで50万円以上するシャネルはハイブランドと言うのは想像できるけど、10万以下で購入できるようなブランドはハイブランドには該当しないのか?など気になりますよね。
今回はハイブランドとはどういったブランドなのか?定義や線引きなどについて解説していきます。
またハイブランドと聞いてイメージするブランドは何なのか?などハイブランドに関するアンケートを150人に実施しました。
一般の方からしてどういったブランドがハイブランドになるのか?いくらぐらいの商品を取り扱っているとハイブランドだと思うのかなどについてもまとめています。
- ハイブランドとは
- ハイブランドの定義について
- 150人を対象にしたハイブランドに関するアンケート調査
- 有名ハイブランド20選
ハイブランドとは?定義について
早速本題の『ハイブランドとは』についてですがハイブランド(HIGH BRAND)の“ハイ”には高い、高級という意味がありますので単純に言うと高級ブランドの事を意味しています。
具体的には下記の項目に該当するようなブランドがハイブランドと言われています。
- 高品質で高額である
- ブランドの歴史が長い
- 皇族や富裕層の方に愛用されている
- 衣類・ファッションを取り扱っている
しかし厳密にどこからがハイブランドという定義や決まりはなく、またハイブランドの定義について定めている協会や機関などもありません。
そのため、このブランドはハイブランドでしょう!と言う方もいれば、いやそのブランドはハイブランドではないでしょう!と意見が分かれる事もあります。
今回ハイブランドに関するアンケートを調査しましたが、カルティエやロレックスなどファッションを取り扱っていないブランドもハイブランドだと思うという方もいました。

ハイブランドはあくまで高級ブランドの事ですが規定などのルールがある訳ではありません。
高品質で価格が高い

ハイブランドの定義の1つである高品質で高額についてですが価格が高いブランドは品質、素材にこだわっている事が多いです。
特に創業から100年以上経過しているようなブランドは高品質な物を作り続けている為、長年支持されています。
品質が悪いブランドは一時期的に人気が出たとしても徐々に人気がなくなっていく傾向にあります。価格が高いだけではなく品質が良い、高品質であるという事はハイブランドであり続けるために必須な項目です。

高額で品質が悪いブランドは買取の評価は低い!売る時安くなる傾向です。
皇族・富裕層の方に愛用されている

王室や皇族の方が持つようなブランドは伝統や歴史があり品質も良い場合が多いです。実際に海外の王室の方がエルメスのバッグを持っている場面を多く見かけます。
また高級ブランドの多くはフランスやイタリアで作られている事が多いですが、王室などの方が他国のブランドを持つという事は友好の証でもあるとされているそうです。
伝統あるブランドで歴史が長い

伝統があるブランドで歴史の長いという事も大切なポイントです。そもそもしっかりとしたブランドコンセプトであったり技術力がないと高級ブランドとして支持されずに廃れてしまいます。
シャネルやエルメス、ルイヴィトンのような高級ブランドはオリジナルティなど独自の強みがありなおかつ技術力もあったため世界で認められ富裕層の方からの支持を集める事になっています。
高級時計で有名なリシャールミル(創業2001年)など一部例外もありますがハイブランドの多くは今から100年以上前に創業されているブランドが多いです。
ハイブランドに対するイメージをアンケート調査
一般の方はハイブランド対してどのようなイメージを持っているのか年齢・性別問わず150名の方にインターネット上でアンケート調査しました。

世間の方はハイブランドと言う言葉を聞いてどのようなイメージを持っているのか是非参考にしてください。
ハイブランドと聞いてイメージするブランドランキング

まずハイブランドと聞いてイメージするブランドについて調査。
150名を対象にハイブランドと聞いて思いつくブランドを最大で3つアンケート調査をした所下記のようなデータになりました。
順位 | ブランド | 票数 | 創業年 |
1位 | シャネル | 54 | 1910年 |
2位 | ルイヴィトン | 53 | 1854年 |
3位 | エルメス | 53 | 1837年 |
4位 | グッチ | 45 | 1921年 |
5位 | プラダ | 25 | 1913年 |
6位 | ディオール | 24 | 1946年 |
7位 | ロレックス | 15 | 1905年 |
8位 | カルティエ | 12 | 1847年 |
9位 | ブルガリ | 11 | 1884年 |
10位 | コーチ | 8 | 1941年 |
11位 | セリーヌ | 7 | 1945年 |
12位 | ハリーウィンストン | 5 | 1932年 |
12位 | サンローラン | 5 | 1961年 |
14位 | オメガ | 4 | 1848年 |
14位 | パテックフィリップ | 4 | 1839年 |
14位 | ティファニー | 4 | 1837年 |
1位から3位はほとんど票が変わらずシャネル、ルイヴィトン、エルメスです。
やはりこの3つのブランドは安定しており人気・知名度・歴史、金額面、ハイブランドと呼ばれる要素がしっかりとあると言えます。
ハイブランドと言えば高級な洋服を製造しているイメージもありますが、今回アンケート調査してハリーウィンストンやロレックスなど洋服の製造をしていないブランドでもハイブランドと認識されていると言う事が分かりました。
いくらぐらいの商品を取り扱っているブランドがハイブランドだと思うか?

ハイブランドのハイは高いという意味がありますが、いくらぐらいの商品を取り扱っているブランドはハイブランドというイメージなのかアンケート調査しました。

最も多かったのは10万以上で150名中59名の方が10万以上の商品を取り扱っていたらハイブランドという認識でした。20万、30万という方も多く30万までが全体の8割以上を占めていました。
一番イメージに近いハイブランドの線引きについて

どういったブランドがハイブランドなのか?という具体的な決まりやルールがありませんが、150人を対象にハイブランドの線引きについてもアンケートを取りました。

この調査からどれか1つの理由が飛び抜けている訳ではないというのがグラフからも分かります。最もハイブランドの線引きとして票が多かったのは『富裕層の方が持っている様なブランド』でした。
富裕層の方が持っているブランドは金額が高い=品質が良い。
またそのようなブランドは歴史が長い場合も多いので結果的に全てつながります。
有名ハイブランド20選
ハイブランドの中でも特に有名なブランドを20ブランド選びました。どのようなブランドがあるのかご覧ください。
エルメス(HERMES)

バーキンやケリーなどの高級ブランドバッグが有名なエルメス。馬に関する製品を作るブランドとして誕生したブランドのため、ブランドのロゴには馬車が描かれています。
現在はバッグや財布、ファッション、時計、ジュエリー、香水なども手掛けているブランドです。
エルメスの革製品は品質が非常に良く、100万以上するバッグが多く中には1000万以上するバッグもありハイブランドと聞いてエルメスをイメージする方も多いのではないでしょうか。
価格はもちろんですが人気と知名度も高い高級ブランドの1つです。
シャネル(CHANEL)

世界中のセレブから愛用されているシャネル。
シャネルはもともと帽子を取り扱うお店として創業しましたが現在はバッグ、財布、時計にジュエリーなどエルメス同様に幅広いジャンルの製品を手掛けています。
特にシャネルはバッグの人気が高くヴィンテージシャネルは世界中で注目を集めていて、他ブランドのヴィンテージ物も価格が高騰していますがシャネルがヴィンテージブームの火付け役と言われています。
唯一無二の存在として知名度、品質、価格全てにおいて最高峰のブランドです。
ルイヴィトン(LOUS VUITTON)

日本の方に最も馴染み深いハイブランドと言えばルイヴィトンではないでしょうか。
老若男女問わず幅広い世代の方からの支持が高いルイヴィトンは旅行用のバッグ、トランク製造ブランドとして誕生しました。今でもトランクは製造されており伝統は受け継がれています。
ルイヴィトンもバッグ、財布、時計、ジュエリーなど幅広く手掛けていますが、どれもルイヴィトンならではのデザイン性でとても魅力的です。
エルメス、シャネルに比べると価格が抑えられている事もあり中古の市場でも広く流通しています。
グッチ(GUCCI)

グッチも世界的に有名な高級ブランドで愛用されている方も多いのではないでしょうか。
デザイン、シリーズが豊富にありGGモチーフと言ってグッチ(GUCCI)の頭文字であるGを重ね合わせたデザインが特徴的です。
最近ではドラえもんとコラボするなど、大胆なデザインで話題になる事も多く歴史と伝統あるブランドで人気もあります。
バッグ、財布、香水、時計、ジュエリーなどグッチも様々なアイテムを展開しています。
プラダ(PRADA)

1913年創業のプラダは他のブランドに比べるとシンプルなデザインが特徴的でプラダは落ち着いたデザインが好きな方からの支持が高いです。
元々は皮革類を取り扱うお店として創業されましたが現在はバッグや財布、小物に衣類なども展開しています。
プラダと言えば軽くて丈夫なナイロンを使ったバッグのイメージもありますが中でもナイロン製のリュックは一斉を風靡したバッグとして知られています。
ディオール

ファッション類全般だけではなく化粧品なども展開しているディオール。ディオールオムなどメンズシリーズも展開しており男女問わず人気があります。
レディディオールと呼ばれるエレガントでおしゃれなデザインのバッグは何十年と愛されており買取価格も高い傾向に。
その他最近では全体にディオールならではのデザインを取り入れたブックトートなども人気が高いです。
ロレックス

時計界の王様とも呼ばれるロレックス。購入時よりも高く売れる事も多く資産価値が高いブランドとしても知られています。
プレミア価格がついているモデルも多いロレックスですが特に人気が高いモデルは正規店で購入する事が難しく、それらを求めて何店舗もロレックスを回る方が多くロレックスマラソンとも呼ばれています。
ロレックスのすごい所は様々ありますが、今も昔もデザインがほとんど変わっていないモデルが多いという事です。完成されたデザインがいつの時代も愛されています。
カルティエ

宝石商として誕生したカルティエ。
ジュエリーがメインですが時計の製造にも力を入れており、ジュエリーブランドならではの美しいビジュアルのカルティエの時計は特に女性からの人気が高いです。
高級ジュエリーブランドと言えばカルティエというイメージされる方も多く人気度・認知度ともにハイクラスのブランドです。
ブルガリ

カルティエと同じく高級ジュエリーブランドの1つとして有名なブルガリはジュエリー以外に時計や革製品、香水、アパレル製品も製造しています。
シンプルなデザインのものからカラーストーンを用いたものまでかなり幅広く展開しており、幅広い層の方に人気があるブランドです。
国際援助団体であるセーブザチルドレンとパートナーシップを結び収益の一部を寄付するなどの活動も行っているブランドです。
コーチ

他のブランドに比べると比較的価格が安いコーチ。
特にアウトレットショップで購入できるコーチはお買い得ですのでコーチを購入したい方はアウトレット専用のサイトをチェックしてみてください。
価格はそこまで高額な部類には入りませんが、ブランド品と言えばコーチをイメージする方も多く知名度が高いです。
セリーヌ

2011年に登場したラゲージが非常に人気を集めたセリーヌ。
マカダム柄などセリーヌらしいデザインをした物も多くあり、人気ブランドとなっています。
セリーヌはデザインの展開が豊富な事もあり比較的幅広い層の方に人気です。
シンプルなデザインのものから“CELINE”と1目で分かるデザインのものまで様々あります。
ハリーウィンストン

アメリカ創業の高級ジュエリーブランドのハリーウィンストン。
キングオブダイヤモンドとも呼ばれるハリーウィンストンは最高クラスの宝石を使用。
特に芸能人の方からの人気も高くセレブの方からの人気が高いです。
時計の製造にも力を入れていますが、ジュエリーブランドならではのデザインのものからメカニカルなデザインのモデルまで幅広く手掛けています。
サンローラン

2012年からイヴ・サンローランからサンローランに名前変更されましたが現在も化粧品などの分野ではイヴ・サンローランという名前で知られています。
サンローランはどちらかと言うと女性の支持が高いブランドですがシンプルでスマートなデザインのアイテムも多く男性からの支持もかなり高いです。
特にファッションに関心が高い20代、30代の方から人気を集めているブランドです。
パテックフィリップ

高級時計ブランドの代名詞ともいえる『パテックフィリップ』。
いつかはパテックフィリップの時計を手に入れたいという方も多く、特に時計が好きな方から憧れられているブランドです。
価格はモデルによってかなり違いますが500万以上するモデルも多くあり、また以前に比べて価格が高騰しており資産価値が高い時計ブランドです。
バレンシアガ

20代、30代と比較的若い層の方からの人気が高いバレンシアガ。
バッグや財布類はもちろんですがバレンシアガは洋服の人気が高く愛用している芸能人も多いです。
一時期はシティなどクラシカルなバッグの人気が凄まじく高かったですが現在はその他のバッグも人気が高くあります。
ファッションに興味がある方から特に支持を集めているブランドです。
ボッテガ ヴェネタ

出典 https://www.bottegaveneta.com/ja-jp
イントレチャートと呼ばれる四角い格子状に編み込まれたデザインが特徴的なボッテガヴェネタは1966年にイタリアで創業されたブランドでシャネルやヴィトンなどの有名ブランドの中では比較的新しいブランドです。
斬新で独特なデザインをした物も多く価格も高くイタリアを代表するブランドの1つです。
フェンディ(FENDI)

最近ではピーカブーと言うモデルのバッグを中心に人気を集めているフェンディ。
フェンディは世界的にも有名な“カールラガーフェルド”氏が50年以上デザインを指揮していたブランドでフェンディのアイテムの中にはカール氏をデザインに取り込んだユニークなものも展開されています。
フェンディならではのデザインの物も多くスタイリッシュなデザインのモデルから遊び心を感じるモデルまで多く展開している唯一無二のブランドです。
買取相場が高いハイブランドについて
ハイブランドと言ってもすべてのブランド買取の価格が高い訳ではありません。さほど使っていなくても中には定価の2割~3割ぐらいになってしまうモデルやブランドもあります。
今回紹介したハイブランドは比較的買取相場は高いブランドばかりですが中でも、シャネル・エルメス・ルイヴィトン・ロレックス・パテックフィリップは買取の相場は高い傾向です。
グッチやプラダなども人気が高いブランドですが並行輸入品が定価よりも安く販売されていますのでもし買われるのであれば並行輸入品の購入をおすすめします。
また同じブランドでも買取が高いジャンルもあれば安くなるジャンルもあります。
例えばですがシャネルはバッグや財布が買取価格は高く時計やジュエリーになると少し下降気味に、エルメスも同様にバッグや財布は高いですが時計やジュエリーは定価に対して買取価格は下がる傾向にあります。

そのブランドが強みとしているジャンルのアイテムが売る時も高く売れる傾向です。
【まとめ】ハイブランドに明確な定義はない
以上今回はハイブランドとはどのようなブランドなのか?定義や線引き、有名なハイブランドについて解説しました。
結論ハイブランドに明確な定義や線引きはありません!
しかし富裕層の方が持っているブランド・歴史や伝統があるブランド、ある程度高額なブランドが該当します。
どのブランドがハイブランドでどのブランドがハイブランドではないのか人によって意見が分かれるブランドもあります。