バーキンとはエルメスを代表する人気バッグで価格は100万以上と非常に高額なバッグとしても知られています。
バーキンは非常に人気が高くエルメス正規店では入手が困難なためプレミア価格がついています。
今回はそんなバーキンについてまとめました。誕生秘話、サイズ展開、市場価値などバーキンについて知りたいという方は是非参考にしてください。
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エルメスのバーキンとは
冒頭にも説明しましたが、バーキンはエルメスを代表する人気バッグです。
高品質な素材を使用しカラー展開も様々あり1つだけではなく複数個もつ方もいらっしゃいます。
デザインは2つの持ち手でフラップと呼ばれる革のふたを中央の金具でとめて使うデザインです。
バーキンは非常に実用的なバッグで開口部は大きく、荷物の出し入れがしやすく収納力面も優れています。
ケリーとの違いについて
エルメスにはバーキンと同じく人気が高い『ケリー』というバッグもあり、この2つがエルメスのバッグの中で最高クラスの金額と高い人気を誇っています。
ケリーとバーキンは似ていますが全く異なるバッグで根本的にデザインが異なりますが、その他3つ違うポイントがありますので紹介します。
- サイズ展開の違い
- ハンドルの違い
- 付属品の違い(ショルダーストラップ)
バーキンとケリーはまずサイズの展開が違います。
バーキンは25・30・35 cmと言ったように5 cm刻みでサイズが展開されているのに対してケリーは25・28・32・35と言ったように5 cm刻みではありません。
またバーキンはハンドルが2つなのに対してケリーは1ハンドル。ハンドルを見ればバーキンなのかケリーなのか見分けがつきやすいです。
その他ケリーにはショルダーストラップがつくのに対してバーキンはショルダーストラップが付きません。
オータクロアとの違いについて
ケリーよりバーキンにデザインが似ている「オータクロア」というバッグもあります。
バーキンは元々オータクロアがベースとなっているため特にデザインが似ています。
- ハンドルの長さの違い
- サイズ展開の違い
- オータクロアの方が縦が大きい
オータクロアとの違いはまずハンドルの長さです。バーキンは肘まで通るハンドルの長さなのに対してオータクロアは肘まで通りません。オータクロアは手に持って使う仕様でバーキンは腕にかけて持つ事も出来る仕様です。
そしてオータクロアはバーキンと比較すると縦が長い作りとなっています。バーキンの方が若干カジュアルな雰囲気がありオータクロアは少し締まった印象があります。またオータクロアも28 cm、32 cmとバーキンと異なるサイズ展開となっています。
エルメスのバーキンはなぜ価格が高いのか
バーキンは数百万〜中には数千万するモデルもある高級バッグです。そもそもバーキンはなぜここまで価格が高いのか?その理由について説明します。
- 最高品質の素材を使っている
- 熟練の職人が手作業で製造している
- 供給を調整するブランド戦略
- エルメスというブランド力
バーキンだけではなくエルメスの革製品は非常に品質がいい素材を使っています。エルメスというブランド力を保つため、厳密な審査を経て選ばれこだわり抜かれた最高品質の素材を熟練の職人さんが手作業で1つ1つ丁寧に製造しますので大量生産できません。
万が一大量生産をして流通数が増えるとバーキンの価値は下がることが予想できます。
需要があるバーキンですがあえて供給量を調整することで希少性を高め、バーキンの価値を高めていることも考えられます。
また長年築き上げた信頼・エルメスというブランド力が高額なバーキンでも高い需要を保つ理由となっています。
バーキンの歴史、誕生秘話について
バーキンが誕生したのは1984年。エルメスの創業は1837年ですので実に150年近く経ってからバーキンは誕生しました。
バーキンはエルメスの5代目社長である『ジャン・ルイ・デュマ』の時代に生まれ誕生秘話は非常に有名です。
パリとロンドンを結ぶ飛行機の中でデュマ氏のたまたま隣合わせになったイギリスの女優“ジェーン・バーキン”。当時母親になったばかりであった彼女はたまたま隣合わせになったデュマ氏と意気投合して自分のニーズを満たすバッグがないと話し、その場でデュマはイメージバッグをスケッチし持ち帰って製造しました。
哺乳瓶も入れる事ができる容量でデザイン性が高く使い勝手も良いバーキンはこうして誕生。
ジェーン・バーキンとの出会いがエルメスの名作を生みだし、そのまま彼女の名前がモデル名となりました。
バーキンのサイズ展開について
バーキンにはいくつかサイズ展開があります。サイズ別に特徴を説明します。
バーキン25
サイズ:横25 cm×縦21 cm×マチ(奥行)13cm
25 cmのバーキンは荷物が少ない方、小ぶりなバッグが好き!と言う方に最も適したサイズです。
バーキンの中でも30cmと並ぶほど人気の高いサイズですが腕に通して使う事ができないハンドルサイズですので手に持って使う仕様です。海外の方に比べると小ぶりな方が多い日本人には最も合うサイズとも言われています。
バーキン30
サイズ:横30cm×縦22cm×マチ(奥行)16cm
バーキンの30cmは最も使いやすいサイズ感と言われています。大きすぎず小さすぎず、普段使いはもちろんビジネスシーンなどでも使う事ができるサイズです。
容量もしっかりありますので荷物が多少多い方でも安心。悩んだらまずは30cmを購入する事をオススメします。
バーキン35
サイズ:横35cm×縦27cm×マチ(奥行)18cm
バーキンが登場した1980年代から1990年代は35cmが最も需要があり一般的でした。
時代の流れとともに小さいバッグの需要が上がり特に国内では25cmが登場してから35cmの人気は少し落ちました。35cmはたっぷり容量がありますので荷物が多い方にオススメです。
ビジネスシーンなどでも活躍してくれるサイズでヨーロッパなど海外の方からの人気が高いサイズです。
バーキン40
サイズ:横40cm×縦29cm×マチ(奥行)18cm
バーキン40は流通数が少なく希少性が高いサイズです。一泊二日など旅行にも最適なサイズです。
40になってくるとバッグ自体が重たくなってくるため女性よりどちらかと言うと男性に人気があるサイズです。
バーキン45
サイズ:横45cm×縦30cm×マチ(奥行)19cm
バーキン45は40と同じくかなり流通数が少ないサイズです。
持ち手が長いロングタイプもありロングは肩からかけて使う事ができます。45cmも旅行など荷物が多い時に使うサイズです。
バーキン50
サイズ:横50cm×縦34cm×マチ(奥行)34cm
バーキン50はバーキンの中で最も大きいサイズで旅行向けのサイズです。バーキン50も数は少なくほとんど見かける事がないサイズです。
バーキンの価格と市場価値について
バーキンの価格は素材やサイズによって異なりますが牛革素材の定価は140万〜200万となっています。
中古品で状態によっては100万以下で購入できるものもありますが最近は中古のバーキンも値段があがっており100万以下で購入できるものは少なく、また100万以下のバーキンは使用感がある場合が多いです。
未使用のバーキンは定価を大幅に超えたプレミア価格で取引されており、400万前後で販売されているモデルも多々あります。
特に25・30センチは人気が高いサイズで定番素材・カラーのバーキンは安定した需要があり高いです。バーキンは何世代にも渡って使うことができるバッグと言われており多少使ってもそこまで価値が落ちません。
登場当初から変わらないデザインと安定した人気があり今後もバーキンは高い資産価値を保ち続けることが予想できます。
バーキンの種類・コレクションについて
あまり知られていませんが実はバーキンにもいくつか種類があります。あまり見かける事がないモデルがほとんどで価格も通常のバーキンより高いです。今回は少し変わった6つのバーキンを紹介します。
ショルダーバーキン
ショルダーバーキンは持ち手が長く肩からかけて使う事ができるバーキンです。
バッグ本体は通常のバッグより小さくなっているため荷物が入る容量は少ないですがコンパクトな分使い勝手は良いです。ショルダーバーキンは多少流通数がある為、色味などにこだわりがなければ手に入れやすいバーキンです。
シャドウバーキン
シャドウバーキンは2009年に誕生したモデルでフラップとクロワ部分がだまし絵のようになっている非常に珍しいバーキンです。
ソーブラックバーキン
バッグ本体、金具、全てが黒色のソーブラックバーキンは2010-2011秋冬限定で作られた珍しいバーキンです。通常エルメスの箱はオレンジ色ですがソーブラックは箱も黒で。エルメスマニアにはたまらないポイントです。
バーキン・フォーブル
フランスのパリ8区フォーブル・サントノーレ通り24番地に本店があるエルメス。バーキンフォーブルはエルメス本店をモチーフに再現されたバーキンです。
エルメスの中でも高級素材であるクロコダイルと牛革を組み合わせ日よけなどもデザインに取り入れられておりエルメスの遊び心を感じるモデルです。極端に少なく幻とも言われています。
バーキン・カーゴ
貨物と言う意味がある“カーゴ”。バーキンカーゴは外側に大小さまざまなポケットがついた斬新なデザインをしているバーキンです。特にサイドについているポケットはカップホルダーとなっておりどんなものでも収納できるデザインとなっています。革素材とキャンバス素材を組み合わせたモデルでこちらもなかなか見かける事がない希少性が高いモデルです。
バーキンセリエ
外縫いバーキンと言われるバーキンセリエ。
ケリーには内縫いと外縫いの2種類がありますがバーキンは1種類の縫い方のみでしたが2019年から外縫いのバーキンが発売されました。ケリーと同様に内縫いの方がカジュアルで外縫いの方がカチッとしていて若干フォーマルな印象です。
まだまだ流通数が少ない為どの色味、素材でも定価を大幅に超えた金額で販売されています。
バーキンを購入する際のポイントについて
バーキンを購入する際に知っておいて欲しいポイントを2つ紹介します。
- 定番モデルは売る時も高く売れる
- バーキンは価格が変動する
まずバーキンと言っても様々なカラーがある事、素材の展開も様々あるという事を説明しましたが、黒やゴールドなどの定番色、定番の型押し素材は傷もつきにくく常に人気があります。
定番モデルは売る時も高く売れ、特に型押しの方が傷が付きにくいため売る時の事を考えて購入する事も1つのポイントです。
また定価で購入できない場合も多いバーキンですが買取相場・販売金額は日々変動します。
常に価格推移をチェックして安くなった時に買う、また最新刻印にこだわりがなければ型落ちになった時に買うなど価格推移はチェックするようにしておくとお得に購入できます。
バーキンを少しでも高く買取してもらうコツ
バーキンを少しでも高く売るコツとして
- できる限り綺麗に使い大切に保管する
- 付属品を揃えておく
- 複数業者に査定を出す
などが挙げられます。バーキンは人気と需要が高いバッグですので高値で売却できますがさらに高く売るためにはできる限り綺麗に使い、複数業者に査定を出した方がいいです。
下記ページでは詳しくバーキンを高く売る方法について紹介していますので参考にしてください。