バレンシアガ(BALENCIAGA)とはフランスのバリに本店を構える1917年にクリストバル・バレンシアガ氏(1895年~1972年)によって創業された高級ファッションブランドです。主にアパレル、バッグ、財布などをメインに展開しており『BALENCIAGA』と言うブランドネームがそのままロゴとなっています。男女問わず人気を集めておりますが特に20代30代と比較的若い層の方からの人気が高いです。
現在はグッチやサンローラン、ボッテガヴェネタと同じくケリンググループの傘下にあるブランドです。今回はもう少し具体的にバレンシアガとはどういったブランドなのか?ブランドの歴史や歴代のデザイナーなどについてもまとめました。
バレンシアガの歴史・沿革
【1918年ブランド創業】
創業者のクリストバル・バレンシアガは1895年にスペインのギプスコア県のゲタリアで誕生しました。母親が裁縫士であったバレンシアガは12歳の頃から洋裁師の見習いとして働き始めその後マドリードで本格的に修行を積んだ後1918年23歳の頃に最初のオートクチュール(オーダーメイドの1点物)店をオープンさせました。
【1937年フランスのパリに本店移転】
スペインで創業したバレンシアガですが1936年の1939年まで発生した内戦の影響で1937年にパリに本店を移転しました。モデルによってはBALENCIAGAと言うロゴの下部にPARISと刻印されていますが創業はスペインになります。
【1972年創業者 クリストバル・バレンシアが死去】
1972年に創業者のクリストバル・バレンシアガが死去。その後ジャック・ボガートによって香水を取り扱うブランドとして存続します。1992年からジョセフュス・メルキオール・ティミスターがアーティスティックデザイナーとなりますが、評判はあまり良くなくブランドは低迷。それを救ったのが二コラ・ゲスキールでした。二コラ・ゲスキールは一時期爆発的な人気を集め現在も製造されている“シティ”などを手掛けた人物です。
【1998年 グッチグループ(現ケリンググループ)に買収される】
二コラ・ゲスキールの活躍もありバレンシアガはファッションブランドとして再度注目を集めるブランドとなり、グッチグループによって買収されました。グッチグループに買収されたことによって資金面が潤い一気に店舗を展開し世界的に知名度が高いブランドなりました。
バレンシアガの主なラインナップ
バレンシアガはこれまで様々アイテムを製造してきましたが現在製造されているシリーズを6つ紹介します。
ネイビー(NAVY)
キャンバス素材をメインに持ち手など部分的に革を使用したネイビーシリーズ。モデルさんなども多く愛用しておりインスタなどでも多く見かけるバレンシアガの定番バッグです。正面に『BALENCIAGA』と言うロゴをデザイン。かなり使いやすくデザインもシンプルなため洋服を選ばずに使う事ができ非常に人気が高いです。ハンドバッグだけではなくショルダーバッグやクラッチバッグなども展開しています。
ビストロ
バレンシアガのカゴバッグは非常に人気が高いアイテムです。定価もそこまで高くなくカラーも豊富にある為夏になるとバレンシアガのカゴバッグを持つという方も多いです。荷物の出し入れもしやすくショルダーストラップも付いているため使い勝手もGOOD。夏にオススメなバッグと言えばバレンシアガのカゴバッグです。
エブリデイ(EVERYDAY)
オールレザーに『BALENCIAGA』の文字が正面にデザインされたシンプルなデザインが特徴的なエブリデイ。ブラック以外にもベージュなども展開されています。シンプルなデザインですので飽きが来にくく革素材で長持ちしますので愛用されている方は多いです。
ヴィル(VILLE)
2ハンドルの丸みを帯びたデザインをしているヴィル。サイズ、色味、素材の展開が豊富で特に最近注目のバッグです。ショルダーストラップも付いておりサイズによっては10万以下で購入できると言う点も以上に魅力的なポイントです。
アワーグラス(HOURGLASS)
2019年に登場したアワーグラスはハンドバッグとショルダーバッグの展開があるラインで色味、素材の展開がかなり多いです。台形のような独特な形はアワーグラスならではのデザインです。登場してまだ2年しか経過していないという事もあり中古のマーケットではまだまだ出回っている数が少ないです。
ネオクラシック(NEO CLASSIC)
バレンシアガと言えばシティやファーストなどのクラシックシリーズをイメージされる方も多いのではないでしょうか。ネオクラシックはクラシックの登場から20年を記念して2020年に登場した新しいシリーズです。従来のクラシックに比べて台形になっているのがネオクラシックの特徴です。かっこよくもオシャレさも兼ね備えた注目のシリーズです。
バレンシアガの歴代デザイナー
バレンシアガの歴代のデザイナーについてまとめました。
クリストバル・バレンシアガ(1895年~1972年)
バレンシアガの創業者“クリストバル・バレンシアガ”。バレンシアガは『クチュール界の建築家』とも呼ばれたデザイナーで、独創的なデザインでバレンシアガの基礎を作った人物です。
ジョセフ・メルキオール・ティミスター(1992年~1997年)
1962年生まれのジョセフュ・メルキオール・ティミスターは『カール・ラガーフェルド』などでキャリアを積んだのち1992年からバレンシアガのアーティスティックデザイナーに就任。1997年に退任したのち自身のブランドを立ち上げました。
ニコラ・ゲスキエール(1995年~2012年)
現ルイヴィトンのウィメンズアーティスティックディレクターである二コラ・ゲスキールが1995年から2012年までの間バレンシアガのクリエイティブデザイナーを務めました。
ゲスキールは2000年にヴォーグファッションアワードで『アバンギャルドデザイナー・イブザイヤーを受賞』2001年にはアメリカファッション協議会(CFDA)のインターナショナルデザイナーアワードを受賞しています。一時期低迷していたバレンシアガを立て直したバレンシアガの歴史を築いた一人です。
アレキサンダーワン(2012年~2015年)
二コラ・ゲスキールの後任のクリエイティブディレクターとして2012年から就任したアレキサンダーワン。アレキサンダーワンは自身の名前を冠したブランドを立ち上げている事もあり聞いた事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アレキサンダーワンは2012年から2015年までの3年間バレンシアガのクリエイティブディレクターを務めました。
デムナ・ヴァザリア 2015年~
ファッションブランド『ヴェトモン』の創業者である“デムナ・ウェザリオ”が2015年からアーティスティック・ディレクターに就任。2019年にはヴェトモンを去りバレンシアガのクリエイティブディレクションに専念すると発表しました。
バレンシアガを愛用している主な芸能人
HIKAKIN
ルイヴィトン愛好家で有名なHIKAKINさんですが時計はロレックス、パテックフィリップを愛用しています。インスタグラムでバレンシアガのTシャツを着ていますが、その他バレンシアガからカードケースも送られています。
紗栄子
モデルの紗栄子さんもバレンシアガの愛用者です。財布だけではなくカバスなども愛用されています。
仲 里依紗
仲里依紗はバレンシアガを愛用している芸能人として非常に有名です。特に洋服を愛用しておりかなりのバレンシアガ愛好家です。
矢田 亜希子
矢田亜希子さんもバレンシアガを愛用されておりインスタグラムで時々バレンシアガのバッグを持った写真が挙げられています。
元AKB 小嶋 陽菜
元AKBの小嶋陽菜さんもバレンシアガを愛用されています。自身のブログでバレンシアガのCAPを被った写真をあげられています。
画像引用 https://one.hpplus.jp/maquia/12766
中古市場のバレンシアガの評価について
バレンシアガは以前から人気が高いブランドですが特にここ数年人気が上がっています。その理由としては男女問わず使う事ができるデザインのモデルが多いという点です。もちろんモデルにもよりますがシンプルなデザインの物が多く男女問わず使う事ができるという事は必然的に需要もあがりますので買取時の価格は高くなります。
そして高すぎない価格設定と言う点もバレンシアガの魅力です。高級ブランドですが10万前後で購入できるバッグも多いという点はかなりポイントが高いです。定価を超えて買取が出来るモデルは少ないですがバレンシアガの買取は全体的に高い傾向にあります。