ブランドバッグや財布、時計などをリサイクルショップや質屋などの買取店に持って行った際に『当店では基準外のため買取ができません』もしくは『買取基準に満たないため買取ができません』と言われた経験がある方も中にはいるのではないでしょうか。
今回買取基準に満たないとはどういうことなのか?そもそも買取基準とは一体何なのか?について解説していきます。
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買取基準とは?
そもそも買取基準とは一体何なのかについてですが、会社によって決められた買取時の基準の事でその基準に満たさない場合はたとえ本物であっても買取してもらないという事もあります。
具体的にどのような事が基準なのか?こちらに関してはかなり細かく決められていたり、モデルによっても違ったりもするので一概には何とは言えませんが、いくつか例を出しました。
- ルイヴィトンの財布でファスナーに○○と言う刻印がなければ買取しない
- エルメスのバッグで製造年の刻印がないと買取しない
- ロレックスの時計でバックル部分の刻印が○○だったら買取しない
有名ブランドになるとそのブランドの製品に似せた、いわゆる偽物が出回り偽物と本物には違いがありその違いは偽物のレベルによっても変わります。
基本的にどこの買取店も”この部分がこれだと偽物の可能性があるから買取しない”または”この年代のこの製品は偽物が多く見分けが困難なため買取しない”などのルールや基準があります。
基準はお店によって異なりますのでA店では買取できないと言われたけどB店では買取してくれるというのは割とよくある話です。
買取が断られた場合も、あきらめずに2件3件と行かれてみてください
買取基準に満たないや基準外と言われた理由とは
買取基準に満たない、買取基準外は基本的に同じ意味合いです。では実際にどういった理由でそのように言われるか大きく4つの理由が挙げられます。
明らかな偽物である
1番多い理由があきらかにわかる偽物という点です。偽物のレベルにもよりますが遠目から見ても偽物とわかるものなどもあります。明らかに本物とは作りが違う偽物はどこのお店に行っても早い段階で買取基準に満たない、もしくは買取基準外という言い方で買取を断られる事が多いです。
2~3件買取店に行って買取できないと言われたら偽物の可能性が高いと言えます。
偽物の可能性がある
1番難しいのが偽物の可能性がある製品です。ブランド品は高額なため買取店も100%本物だという自信がないと買取をしたくないというのが本音です。
かなり精度の高い偽物も実際流通していてこのレベルになるとお店によって買取するかどうか分かれます。またこう言った場合はお預かりをして調べてからの買取になりますと言われたりもします。
正規店で購入していても同じ製品の偽物が多く流通していたりするとこのように言われたりすることもあります。お店によって判断が難しい商品を取り扱わないという方針を取っているお店も多いです。
改造しているもの
こちらはそこまで事例としては多くありませんが、時計を購入してダイヤモンドを後で加工して付けたなど何か改造した場合お店によっては買取を断られる場合があります。しかしこう言った場合は改造品のため買取ができないと言われることが多いため基準外と言われないことが多いです。
また正規店以外で修理をした場合も買取ができないと言われることもあります。
人物的に怪しい人、盗品の可能性がある場合
商品の問題以外に人物の問題もあります。質屋や買取店は商品を現金にできるため盗んだものを売りにくるという人が実際います。
盗品を買うと警察に押収され買取店にとっては損害になります。そのため買取店では盗品の可能性がある場合、または人物的に怪しい場合買取を断る場合があります。
買取基準に満たない、買取基準外と言われた時の対処は?
では買取基準に満たない、買取基準外と言われた場合どうした良いのかについて解説します。
お品物によっても対処方法が異なりますので買取店に相談するのが一番ですので下記は参考程度にご覧ください。
- オーバーホールや磨き仕上げをメーカーに依頼する
- バッグの場合は修理やメンテナンスの依頼をする
正規店で購入した時計の場合は正規店に持っていきオーバーホール依頼し見積もり書をもらう事が1つの方法です。オーバーホールを実際にすると高額になるため見積書が出た時点でキャンセルする。(ブランドによってはキャンセル料がかかるため事前に確認してから見積もりを出す)
見積書が出たら見積書と一緒に再度買取店に持ち込む事で買取してもらえる可能性が上がります。
バッグの場合は修理やリペアができる箇所があれば時計同様に正規店に修理依頼し見積もりを書をもらう。修理、リペアをする箇所がなければ買取店に相談しましょう。
- 購入したお店に相談する
リサイクルショップで購入した場合は購入したお店に相談しましょう。購入したお店が買取していれば買取してもらえる事がほとんどですし、万が一購入したお店以外で売りたい場合は正規店で購入した場合と同じ方法で対処してください。
- 正規店に持って行き修理明細や見積書をもらう
フリマアプリで購入したものを売ろうと思い買取店に持ち込み基準外と言われた場合、まずは正規店に持っていき修理依頼などを行ってください。
そこで修理の受付ができないと言われると偽物ということになります。その他の理由でサービスが受け付けてもらえないと場合は説明してもらえる事が多いです。
偽物という事が分かった場合購入者に連絡が取れる場合はすぐに連絡をしてください。
すでに受け取り評価を行なっている場合は購入者に連絡ができませんのでサイト運営者に連絡をしてください。しかし返品は難しくなりますのでフリマアプリで高額品を買う際は気をつけてください。
- 正規店購入時と同じく修理依頼を行い見積書をもらう
プレゼントなどでもらった場合で基準外と言われた場合も正規店で購入した場合と同じ方法で対処してください。
偽物だから買取できないとは言われない?
あくまでも偽物と言えるのは製造しているメーカーだけで買取店は基本的に『偽物だから買取できません』と言うような言い方はしません。
万が一偽物でないのに偽物ですと言ってしまうと何かと問題になりますのであくまでも買取店は当店の買取基準に満たないため買取ができないという言い方しかしません。
買取基準に満たない、買取基準外と言った良い方は分かりにくい表現と思う方も多いと思いますが、そのような背景がありあくまでもそのお店では買取が出来るのか?できないのか?と言った表現しか行わないのです。