
出典 https://www.swatch.com/ja-jp/home
購入希望者が多く2022年3月26日発売当日に長蛇の列ができ警察も出動する事態になるなど何かと話題になっているスウォッチとオメガのコラボウォッチ。
全部で11種類ある今回のコラボですがモデルによって人気が違い買取相場、取引相場が異なります。
今回はスウォッチとオメガコラボの買取相場を現役鑑定士がモデル別にランキング形式で解説します。スウォッチとオメガコラボの中でどのモデルが一番高く売れるのか知りたい!という方は是非参考にしてください。
- スウォッチ×オメガコラボの買取相場について
- スウォッチ×オメガコラボの買取事情などについて
- スウォッチ×オメガコラボの今後の買取相場や価格動向について
スウォッチとオメガコラボの時計について

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まず今回のコラボについて少し説明をしておきたいと思います。
今回のスウォッチとオメガのコラボ名は『Moons Swatch』と少し洒落の聞いたコレクション名でまさにスウォッチとオメガのコラボだからこそのネーミングとなっています。
SUN(太陽)、Earth(地球)、Mercury(水星)など11の惑星をテーマにそれぞれデザイン、色味が異なりファッション性がかなり高いシリーズとなっています。
オメガのアイコンウォッチであるスピードマスタープロフェッショナルは通常70万以上しますが、今回スピードマスターのデザインを取り入れているスウォッチとのコラボシリーズは¥33,550で購入できます。
金額面でスピードマスターの購入を踏みとどまっていた人にとっては非常に魅力的なコラボとなっています。
スウォッチとオメガは同じスウォッチグループのブランド

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無重力な空間でも正確な時間を刻める様にスピードマスタープロフェッショナルは手巻き式ムーブメントが採用されていますが、さすがに今回のスウォッチコラボではオメガの手巻きムーブメントは使われておらずクオーツが採用、ケースはバイオセラミック素材が使用されています。
すでに転売されており定価よりも高く売られていますが今回のコラボモデルは限定販売ではないと公式サイトでも案内されていますので今後入手しやすくなることも予想されます。
スウォッチとオメガコラボの買取について

StockX(リセールサイト)やヤフオク、メルカリなどフリマアプリでは多数出品されておりますが価格はどんどん下がっている傾向です。
登場した当時は10万後半で販売されていたモデルも現在では(2022.6.23)では10万以下と最も高い時期に比べると約半分になっています。
お店によって評価が異なる点はどのコラボシリーズにも共通して言える
高いモデルでは10万後半で販売されている事もありますが、だからと言って10万円台半ばまで買取価格を付けるお店は少ないです。
その理由としてこのような一時的に値段が高くなっているモデルは急激に下がる事も想定される為買取店側からすると損をしてしまう可能性が高く相場が下がっても損をしないように買取価格はそこまで高くつけない傾向です。
買取店はどうしても損をしないようにある程度利益を考えて買取しますので、このようなモデルは買取店で買い取ってもらうより個人売買の方が高く売れる傾向です。

あくまでも例ですが先月10万ぐらいが買取相場だったモデルが今月は5万に下がっているなどはよくある話で、逆に上がる可能性もあります。
スウォッチ×オメガコラボ 買取価格ランキング
では本題の買取価格をモデル別にまとめました。また定価¥33,550に対して何パーセントぐらいの買取率なのかと言う買取率も掲載しています。
買取相場が日によってかなり変わりますので参考程度にご覧下さい。
1位【海王星】Mission to Neptune

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型番 | SO33N100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥60,000~90,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥60,000~90,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥60,000~90,000 |
買取率 | 約268% |
2023年1月10日時点で最も価格が高い『海王星(ネプチューン)』をテーマにしたRef. SO33N100。
海王星は太陽から一番距離が離れている惑星で熱があまり届かず氷の惑星とも呼ばれています。ディープネイビーブルーの文字盤とブルー系の独特な色味をしているケース、ブラックのベルトのコントラスが面白いです。
ベルトもブルーだと統一感はありますが、青々しいイメージになりそうですが、ベルトが黒い分スタイリッシュな雰囲気もあります。

定番の黒を抑えて一番高値が付くモデルとなっています。
2位【月】Mission to the Moon

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型番 | SO33M100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥90,000~130,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥75,000~110,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥40,000~60,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥30,000~40,000 |
買取率 | 約178% |
『月』がテーマでスピードマスタープロフェッショナルに最もデザインが近い『Mission to the Moon』。
12時位置にはオメガのマークと文字が刻まれ、黒文字盤でパッと見てオメガと見間違える程のデザインです。ベルクロ素材の黒のベルトにはSWATCHとOMEGAの文字が入っています。
オメガのスピードマスタープロフェッショナルに一番近いデザインと言う事もあり人気が高く買取相場も高いです。
登場当初は最も高いモデルでしたが登場当初に比べて価格はさがっています
2位【水星】Mission to the Mercury

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型番 | SO33A100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥70,000~120,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥60,000~100,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥40,000~60,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥30,000~40,000 |
買取率 | 約178% |
『水星(マーキュリー)』がテーマのRef. SO33A100はディープグレー文字盤にメタリックグレーのベルトの組み合わせです。
ディープグレー文字盤も黒文字盤同様に普段使いからビジネスシーンまで使いやすい色味です。ベルトがメタリックな分、カジュアル要素は強いですが、色々なシーンで使う事ができます。
プロフェッショナル同様に買取相場は¥30,000〜40,000となっています。
3位【天王星】Mission to Uranus

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型番 | SO33L100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥70,000~100,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~80,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥35,000~55,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥20,000~30,000 |
買取率 | 約89% |
『天王星(ユーナラス)』がテーマのSO33L100。パステルな水色はポップな雰囲気がありオシャレです。ケースサイズは42mmとメンズサイズですが女性でも付けやすい文字盤色です。
2023年1月8日時点でフリマアプリでは¥40,000~50,000前後で販売されている場合が多いです
3位【土星】Mission to Saturn

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型番 | SO33T100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥60,000~80,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥25,000~35,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥20,000~30,000 |
買取率 | 約89% |
『土星(サターン)』がテーマのSO33T100。6時位置のスモールセコンドには環が描かれており最も今回のコラボをデザインに表しているモデルではないでしょうか。
文字盤とケースはサンドベージュ、ベゼルはブラウンの組み合わせ。
時計に遊び心が欲しい!と言う方やブラウン系の色味が好きな方には一番おすすめのモデルです。
2023年1月8日時点、4万円~5万円台で販売されている物が多いです。
3位【冥王星】Mission to Pluto

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型番 | SO33M101 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥50,000~80,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥25,000~35,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥20,000~30,000 |
買取率 | 約89% |
『冥王星(プルート)』をテーマにしたSO33M101。冥王星は赤っぽいエリアがある為、こちらのモデルもスモールセコンドとベゼルにはバーガンディ色を採用しています。
文字盤がライトグレーを採用。冥王星の色味をかなり正確に表現しています。
2023年1月8日では買取相場¥20,000~30,000と定価以下となっています
3位【地球】Mission on Earth

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型番 | SO33G100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥50,000~80,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥25,000~35,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥20,000~30,000 |
買取率 | 約89% |
我らの『地球(アース)』をテーマにしたSO33G100。自然の緑はケースで表現、海の青を文字盤とベゼルで表現しています。
グリーンのケースが攻めた色合いという事もあり好みが分かれるモデルです。
万人受けする色味の方が買取相場は高く安定する傾向にありますが、こちらのモデルは万人受けをする色合いではなく買取はそこまで高くない傾向です。
3位【木星】Mission to Jupiter

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型番 | SO33C100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥50,000~80,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥25,000~35,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥20,000~30,000 |
買取率 | 約89% |
『木星(ジュピター)』をテーマにしたSO33C100。落ち着きのあるベージュを文字盤、ケースに採用した事により統一感があります。
クロノグラフ秒針とスモールセコンドの針にはオレンジ使い、アクセントになっています。ベルトが黒である為引き締まった印象もあります。
2023年1月時点では¥40,000~50,000台で販売されている物が多いです
3位【火星】Mission to Mars

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型番 | SO33R100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥50,000~80,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥25,000~35,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥20,000~30,000 |
買取率 | 約89% |
『火星(マース)』をテーマにしたSO33R100。火星は赤い惑星とも呼ばれ、惑星にある酸化鉄の影響で赤く見えます。
今回コラボモデルではケースと針に赤を採用。サブダイヤルの針は宇宙船をモチーフにしていて遊び心も見受けられます。

ケースが赤い時計もなかなか珍しいので、赤が好きな方には魅力的な時計ではないでしょうか。
3位【太陽】Mission to the Sun

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型番 | SO33J100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥25,000~35,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥20,000~30,000 |
買取率 | 約89% |
『太陽(サン)』をテーマにしているこちらのモデル。キラキラとまぶしい太陽のイメージをイエローの文字盤とケースで表現しています。
ベゼルとベルトは白でファッション性が非常に豊かなモデルです。
見た目が派手な為、好みが分かれるモデルです。そのため買取価格相場は若干他のモデルに比べると低めです。
2023年1月時点では定価以下での買取以下となっています
3位【金星】Mission to Venus

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型番 | SO33P100 |
買取価格相場(2022年/4/3時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(4/12時点) | ¥50,000~75,000 |
買取価格相場(6/23時点) | ¥25,000~35,000 |
買取価格相場(2023年/1/8時点) | ¥20,000~30,000 |
買取率 | 約89% |
『金星(ヴィーナス)』をテーマにしているRef.SO33P100。パステルピンクを使用しており女性をターゲットに制作されています。
ケースサイズが42mmと大きく、ケースサイズが大きい時計が好きな女性にはかなりおすすめのモデルです。スモールセコンドにはダイヤモンドのようなデザインが施され細かい部分にもこだわりを感じます。

ケースサイズが大きいレディース向けのモデルとなっています
スウォッチ×オメガの時計を高く売る方法は?
スウォッチとオメガコラボのムーンスウォッチ時計を高く売る方法は何なのか?鑑定士目線で解説していきたいと思います。
結論ムーンスウォッチシリーズを一番高く売る方法としておすすめしたいのはフリマアプリなどの個人売買です。その理由に関しては後程詳しく説明します。
スウォッチとオメガコラボの時計を少しでも高く売りたいという方は参考にしてください。
個人売買で売却する

今回のコラボモデルの特徴として、量産されやすいクオーツ式であるという事、限定コレクションではないという事を踏まえると今後流通数が増える可能性が高いです。
そのため、買取店からすると高く買取した後に相場が下落する可能性を考えそこまで高く買取しない事が考えられます。
買取店はお客様から買取した後に販売しますが、その際フリマアプリやヤフーオークションなどでの価格もチェックします。それらよりも極端に高い金額で販売してもなかなか売れない為です。
よって売りたい人から欲しい人へダイレクトに取引できる個人売買の方が高く売れやすくおすすめです。
また高すぎる時計はトラブルになると厄介ですが金額的にもそこまで高くない所も個人売買をおすすめする理由です。
・すでにメルカリやラクマなどでは多数出品され、売り切れになっている物も多い
早めに売却し売れない時は値段を下げる

必ずしも高く売れるわけではありませんが、同じ商品が同じ金額で出品されている場合、購入日から数日しかたっていない物と、購入日から1か月以経っている物とでは購入日から日が浅い方が新品・未使用と判断されやすく売れやすいです。
また個人で売却する際はどこで購入したのか説明欄に明記しレシートなども添えるとより購入側に安心感を与える事が出来るので掲載した方が良いです。
今後出品数が増える可能性が高いので他の方がいくらぐらいで販売しているのか?周りの価格も見ながら調整していくと売れる可能性が上がります。

今後相場自体が上がる可能性があるので売り時は難しい判断ポイントです。
買取店に依頼する際は比較する

個人売買は抵抗がある、面倒と言う方も多いと思います。そんな時は買取店に依頼しましょう。
大手買取店の場合、買い取ってから売りに出すまでに時間を要する事が多く、相場の下落の事をより慎重に考える事が多いので、大手買取店よりも個人店や買取した商品を自店舗で販売しているお店の方が高く買い取ってもらえる可能性があります。
とは言ってもどこのお店が一番高く買取してくれるかは断言できません。
特に今回のように話題になっているコラボシリーズは評価がお店によってかなり分かれますので、出来る限りたくさんの買取店に査定額を聞くようにしましょう。
一括査定サイトはまとめて査定金額が分かる為複数社の査定金額を知りたい時には非常に便利です。
今後の相場を現役鑑定士が予測

今後量産されるのか?それとも生産数があらかじめ決まっているのかが今後の相場を左右する大きなポイントです。
公式サイトでも今回のコラボは限定販売ではないという案内があること、またクオーツのため手巻き式や自動巻に比べて量産しやすいという点から今後流通数は増える見込みです。
流通数が増えるにあたり価格は落ち着くとは思いますが、スウォッチが極端に大量生産しない限りは定価以上での取引は続くと思います。
【まとめ】海王星をテーマにしたモデルが一番安定している

以上今回はスウォッチとオメガのコラボシリーズムーンスウォッチについてまとめました。
買取価格相場に関して現時点(2023年1月)では一番“海王星”をテーマにしているモデルが高いです。登場当初はオメガのスピードマスタープロフェッショナルにデザインが近い「月」が高かったですが変わりました。
しかし今回のコラボは赤や水色、黄色と言った割と攻めたデザインのモデルもありますので今後どのモデルの相場がどうなっていくのか?予想しづらい所も多いです。
このデザインでこの価格帯はコストパフォーマンスが高く、かなり魅力的ですのでコラボではないでしょうか。