
2022年3月30日に遂に発表となった新作ロレックス。特に最近はロレックスの注目度が高い事もありネット上でどのようなモデルが発表されるか事前予想含め話題になっていました。
そして発表され、なんとまさかのロレックスから左リューズのレフトハンドモデルが登場。しかもそれがなんとGMTマスターと言う攻めっぷりで『意外』『誰も予想できない』と言った声も多く実際にびっくりされた方も多いのではないでしょうか。
今回は2022年のロレックス新作モデルをまとめ、かなり早いですが大胆にも買取相場も予想してみました。
2022年のロレックスの新作モデルの傾向について

今回新作発表前の予告動画では“BE PREPEARED TO MOVE SKYWARDS”とあり空や航空に関係するシリーズが発表される事が想定され実際にGMTマスター、エアキングで新作が登場しました。
GMTマスターはレフトハンドと誰も想定できないようなマイナーチェンジが行われましたがエアキング はそこまで大幅に変わっておらず、ヨットマスターは素材バリエーションの展開、ディープシーも細かい部分の変更と大きく変わる所もあれば、そこまで驚かない変更もありました。
今回のGMTマスターや2年前のオイスターパーペチュアルからも感じる事ですが、最近のロレックスは大胆なカラーリングの展開があります。
これまでのロレックスと言えばどちらかというと普段使いしやすいデザインで機能面のパワーアップがメインでしたが、最近は遊び心さえも感じ、かっこよさとおしゃれさがかなり増しています。

今後もロレックスの人気は衰える事がなく、正規店で購入は引き続き難しそうです。
2022年新作モデル① GMTマスター2 型番126720VTNR

出典 https://www.rolex.com/ja
今回最も話題となっているのはGMTマスター126710VTNRではないでしょうか。元々GMTマスターはロレックスの中でも絶大な人気を誇るシリーズでデイトナの次に人気が高いとも言われています。
実際にオールステンレスモデルのプロフェッショナルシリーズではデイトナに次いで2番目に高い買取率でその需要の高さを伺えます。
左リューズの通称レフトハンドモデルはロレックスではほとんど展開がありませんでしたが、今回GMTマスターで登場。
日付も9時位置とこれまでとは反対の位置に移動されていますがムーブメントは他のGMTマスターと同じくキャリバー3285を採用。ロレックスのキャリバー3285への信頼と自信さえも伺うことができます。

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ロレックスのブランドカラーであるグリーンはデイトナでは文字盤でサブマリーナではベゼルなどで展開されていましたが、まさかGMTマスターで展開されると予想されていた方は少なかったのではないでしょうか。
GMTマスターは他シリーズと違い、2トーンのベゼルカラーリングが特徴的なシリーズでどの色の組み合わせも高級感がありファッション性に富んでいます。

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GMT針はベゼルに合わせて緑色の針を採用。生産が終了している116710LNを彷彿させくれます。
緑という色味がアクセントになり、さらにGMTマスターの魅力を増してくれますね。
型番 | 126720VTNR |
ケースサイズ | 40mm |
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | Cal.3285 |
パワーリザーブ | 約70時間 |
防水 | 100m |
定価 | ¥1,224,300 |
126720VTNRの買取価格相場を予想

気になる事言えばの流通し始めるといくらぐらいで取引されるのか?という価格面ですね。相場に関してはまだ情報がないため、かなり想像が難しいです。
青赤ベゼルの126710BLROの買取価格相場が300万前後(2022年4月1日時点)ですので、それよりも高値が付きますし、最初はご祝儀相場で特に高値がつく傾向にあります。
あくまでも現時点では300万円後半から400万代前半が買取相場になってくるのでは?という予想です。
400万半ばぐらいまで価格が高くなるとデイトナの黒文字盤と同じ評価になってくるため、さすがにそこまではいかないのでは?という声が多いです。しかし今後GMTマスターがデイトナの人気を超える可能性も勿論あります。
カラーリングは最強に格好が良いため、レフトハンドモデルが一般ユーザーにどれくらい受けられるか?が相場に大きく影響してくると言えます。
右リューズに慣れている方が初めてレフトハンドモデルをつけると時間調整の際に違和感。また左腕につけるとリューズが腕に食い込む場合もあります。
2022年新作モデル② エアキング 型番126900

出典 https://www.rolex.com/ja
ロレックスの中で『空』関連のシリーズでGMTと同様に外せないのがエアキング 。
もともとエアキングという名前はペットネーム(愛称)で正式に“AIR-KING”とダイヤルに記され登場したのは1950年代からで、エアキング の歴史自体は1940年代から始まったかなり歴史の長いシリーズです。
2016年のマイナーチェンジでエアキング は大きく路線変更。それまでエアキングはデイトジャストやオイスターパーペチュアルなどと同じくドレスウォッチに分類され、文字盤バリエーション、ベゼルバリエーションなどかなり豊富に展開されていました。

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今回新しくなったエアキング。一見するとデザインは変わっていない様にも思われますが、まず大きく変わったのがリューズを守るリューズガードがついた事、そしてミニッツインデックスが全て二桁へと変わった事です。
ロレックスの公式サイトにもケースサイドが直線的になったと記載がありますがリューズガードがついた事によりラグ部分からリューズにかけてのデザインがスマートな印象に。よりプロフェッショナルシリーズらしいデザインになっています。
ムーブメントは3230を採用。3230はエアキング以外にエクスプローラー1、サブマリーナ、オイスターパーペチュアルなどでも採用されている機械で2020年に発表されました。

性能面は言うまでもありませんが性能に加えてパワーリザーブは約70時間と効率生、実用性もさらに増しております。
型番 | 126900 |
ケースサイズ | 40mm |
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | Cal.3230 |
パワーリザーブ | 約70時間 |
防水 | 100m |
定価 | ¥816,200 |
126900の買取価格相場を予想

エアキング126900の買取価格相場ですが、旧型のエアキング116900の買取相場は120万前後(2022年4月1日時点)となっていますので、それを参考に考えると130万〜150万付近での予想になります。
GMTのようにベゼルのカラーリングが変わったりレフトハンドになったりしているわけではなく、どちらかというと細かい部分の仕様が変わったため、価格は大幅に高くなる予想はしづらいです。
今までエアキングはそこまで人気が高いシリーズではありませんでしたが、現在非常に注目されており、価格も上がってきています。
2022年新作モデル③ ヨットマスター42 型番226658

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ヨットマスターからは存在感のあるケースサイズ42mmのイエローゴールド素材、オイスターフレックスモデルが登場しました。
すでにホワイトゴールド素材は2019年から登場していましたが今回待望のイエローゴールドモデルが登場。
オイスターフレックスはロレックスが独自で開発したブレスレットで通常のラバーベルトとは全く異なる丈夫さ、つけ心地の良さがあります。
スペック自体はホワイトゴールドと同じですが、針とインデックスの一部にもゴールドが採用されていますので全体的に統一感があります。

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イエローゴールド素材のモデルはかなり人気が上がっており、今回発表された226658も定価を大幅に超えた金額での取引が予想されます。
デイトナに比べるとまだ正規店で手に入れやすいと言われていますが、製造数が少なく正規店での購入は根気が必要そうです。
型番 | 226658 |
ケースサイズ | 42mm |
素材 | イエローゴールド |
ムーブメント | Cal.3235 |
パワーリザーブ | 約70時間 |
防水 | 100m |
定価 | ¥3,147,100 |
226658の買取価格相場を予想

ホワイトゴールドのヨットマスター42は定価¥3,286,800に対して買取相場は400万前後(2022年4月1日時点)となっています。
デイトナを参考に考えるとイエローゴールドの方がホワイトゴールドよりも高値がつく傾向ですので今回のヨットマスターもホワイトゴールドよりも高値で取引される事が予想できます。
それらを踏まえて考えると226658の買取価格相場は420万から470万の間を推移するのではないかと思われます。
イエローゴールドとオイスターフレックスの相性はかなり良く、高級感にカジュアル感もあるため今後イエローゴールドの人気は加速する可能性が高いです。
ヨットマスターはロレックスの中でも高級シリーズで着実に評価が上がっているシリーズです
2022年新作モデル④ シードゥエラー ディープシー 型番136660

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大きく取り上げられておらず、見落とされてしまいそうなほどひっそりとマイナーチェンジが行われたディープシー136660。
ディープシーは2018年からすでに現在ロレックスの多くのモデルに搭載されている3200系のムーブメントを搭載しており今回マイナーチェンジを予想している方は少なかったかと思います。
ロレックスファンの中でも『えっ?どこが変わったか分からない』と言う声も多い今回のマイナーチェンジですが下記のような変更が施されたそうです。
①デイトウィンドウの拡大(日付表示自体も若干大きくなっている)
②裏蓋の素材がグレード5チタンからRLXチタンへと名称変更
③エクステンションリンク機能が廃止(ブレスレットを伸ばす事ができる機能)

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搭載しているムーブメントは旧タイプRef.126660から変更がないCal.3235。ケースサイズや防水機能なども変わっておりません。
デイト部分のサイズ変更などは実際に比較してみないと分からず、エクステンションリンク機能もダイビングされる一部の方のみしか使わない機能ですので一般ユーザーにとってはそこまで影響がない仕様変更ではないでしょうか。
型番 | 136660 |
ケースサイズ | 44mm |
素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | Cal.3235 |
パワーリザーブ | 約70時間 |
防水 | 3900mm |
定価 | ¥1,538,900/Dブルー¥1,574,100 |
136660の買取価格相場を予想

今回新しく登場した136660は前モデルと定価が一緒であるという事と見た目がそこまで変わっていないという事もあり評価は126660とほとんど変わらないのでは?と言うのが現時点での予想です。
2022年4月1日時点でディープシー126660の買取価格相場は通常の文字盤で160万前後、Dブルー文字盤で180万前後となっていますので登場したばかりでも通常の文字盤で180万前後、Dブルーで200万前後と言った所ではないでしょうか。
ディープシーはケースサイズが大きく厚い為、万人受けするモデルと言うよりもどちらかと言うとコアな方に人気のあるモデルです。

そこまで大幅なプレミア価格が付いている訳ではありませんので逆に大きい時計を好きな方には狙い目のモデルです。
2022年新作モデル⑤ デイデイト40 型番228236

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日付と曜日機能を備えたデイデイトからギザギザとしてたフルーテッドベゼルが登場しました。
イエローゴールド、ホワイトゴールドなど他の素材ではすでにフルーテッドベゼルのデイデイトは展開されていましたが、プラチナはつるっとしたスムースベゼル、もしくはダイヤモンドなどの宝石をあしらったもののみ展開でした。
フルーテッドベゼルは光を反射するため、どの角度から見てもキラキラと輝く特徴があります。ロレックスの中では定番のベゼルでしたが今回待望のプラチナ素材デイデイトで登場しました。

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デイデイトはロレックス中でも最上位クラスの高級ラインという事もあり、年配の方がつけるようなイメージがある方も多いかと思いますが最近のデイデイトはファッショナブルな要素も含んだ文字盤展開もあり人気が上がっています。
プラチナ素材のみ展開されるアイスブルー文字盤とフルーテッドベゼル。機能、見た目、価格、どれをとっても最強クラスのモデルです。
価格はお問い合わせと公開されていませんが、ウクライナ情勢も影響しプラチナの価格が高騰傾向にありますので、定価は今後変わってくる可能性がありますね。
型番 | 228236 |
ケースサイズ | 40mm |
素材 | プラチナ |
ムーブメント | Cal.3255 |
パワーリザーブ | 約70時間 |
防水 | 100m |
定価 | お問合せ |
228236の買取価格相場を予想

価格が公開されていないため、いくらぐらいで取引されるのか想定する事が難しいです。
デイデイトの他の素材を例に考えると定価よりも200万〜300万高く買取される事が多くピンクゴールドのデイデイトは700万前後(2022年4月1日時点)が相場となっています。
デイデイト、デイトナ含めプラチナ素材のモデルは極端に生産数が少ないため900万から1000万以上の値がつくことが予想できます。
1000万以上となってくるとちょっと高すぎな気もしますが、他素材の価格を踏まえると中古市場での販売価格が1000万超える可能性はほぼ間違いないのではないでしょうか。

今後228236の相場には注視していきたい所ですが、とにかく数が少ないため買取店にとっても評価が難しいモデルになりそうです。
2022年新作モデル⑥ デイトジャスト31 型番278274

出典 https://www.rolex.com/ja
2022年新作モデルの6つ目はデイトジャストからフローラルモチーフダイアルの登場です。
ロレックスはトゥールビヨンやミニッツリピーターや複雑な機能を備えた時計を製造しませんが、その分実用性を考えた最高クラスの時計を製造しています。
その上今回のフローラルモチーフダイヤルのようなどこか遊び心さえも感じる文字盤も展開する本当に人々を魅了してやまないブランドです。

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すでにフラワーをモチーフにしたダイヤルは展開がありますが、今回は更に華やかで鮮やかな色味の文字盤に大きさの異なるダイヤモンドを所々にセッティング。
単なる時計ではなく、美術品のような雰囲気も漂うデザインで女性からの支持は高いのではないでしょうか。
ムーブメントはデイトジャスト28,デイトジャスト31に使われているCal.2236を採用。機能面では大きなチェンジはありませんが、高いダイヤル製造技術力がないと作れない、ロレックスだから出来る文字盤です。
型番 | 278274 |
ケースサイズ | 31mm |
素材 | ホワイトゴールド/ステンレススティール |
ムーブメント | Cal.2236 |
パワーリザーブ | 約55時間 |
防水 | 100m |
定価 | ¥1,118,700 |
まとめ

以上2022年ロレックスの新作モデルについて紹介しました。今回紹介したモデルの他にもデイトジャスト、デイデイトなどでは新しい文字盤が登場しています!是非公式ホームページでもチェックして見てください。
文字盤は時計の顔でもありますので、文字盤によって印象は大きく変わりますので、是非自分の好きな文字盤を選んでいただきたいものです。
最近ロレックスの需要が凄まじく高い為、正規店に行ってもほとんど時計が並んでいないと言った状態が続いています。
今回発表されたモデルも同様に正規店での購入は難しい事が予想されますので、並行輸入品店の価格も欠かさずチェックしていただきたいです。
また今回買取価格相場を予想してみましたが、あくまでも現時点(2022年4月1日時点)での予想になりますので大幅に異なる場合もありますのであらかじめご了承ください。