
2019年11月から始まったロレックスの購入制限。通常のブランドであれば購入制限などせずに買ってもらえるので買ってもらえるほど嬉しいはずなのに、なぜ?と思われる方も多いかと思います。
メーカー側(正確にはロレックス正規販売店)が購入制限を設けるのは異例です。いかにロレックスの時計の需要が供給より高いかが購入規制からも伺うことができます。
今回は詳しく購入制限のルールや対象モデル、対象モデルの買取事情や売れ筋など解説します。購入制限について詳しく知りたい方は是非参考にしてください。
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ロレックスの購入制限とは?

冒頭にも説明しましたがロレックスは2019年11月から一部モデルの購入制限制度を導入しました。
※2019年11月以前に購入した物は制限の対象外です。
ロレックス購入制限内容
①対象モデルを購入後。例え文字盤の種類が異なっても同じシリーズは5年間購入出来ない
②対象モデルを購入後。対象モデル内、別のシリーズであっても1年間購入できない
③購入時には顔写真付きの身分証明書が必要
①についてですが、例えばデイトナの126500LNの白文字盤を購入した場合、同じシリーズであるデイトナ126500LNの黒文字盤は5年間買う事ができないという事になります。
②は例えば、デイトナ126500LNの白文字盤を購入した場合、他シリーズの対象モデルであるGMTマスター2の126710やサブマリーナ126610は1年間購入する事ができないという事です。
③に関してはそのままで購入の際、顔写真付きの身分証が必要で購入制限とは少し異なりますが身分証がない場合買う事ができない可能性があります。
購入制限の対象モデルについて

2023年5月時点で購入制限の対象となるモデルをまとめました。
現時点で対象となっているモデルは人気が高いプロフェッショナルモデルのステンレス素材の一部モデルです。コンビや無垢は今のところ対象ではありません。
【デイトナ】
126500LN
【GMTマスター】
126720VTNR・126710BLNR・126710BLRO
【サブマリーナ】
124060
【サブマリーナデイト】
126610LN・126610LV
【シードゥエラー】
126600
【シードゥエラーディープシー】
126660・136660
【エクスプローラー1】
124270・224270
【エクスプローラー2】
226570
【エアキング】
126900
ロレックス購入制限の目的や背景について

そもそもなぜロレックスは購入制限を導入したのか?
その理由は主に2つあり転売への対策と欲しい方に商品が届く様にする為と言うロレックスの配慮と戦略です。
購入制限を行う事で1人の人が何本何本も買う事ができず、より多くの方の手に渡るようになります。
ロレックスを買いたいけど買えなかったという方には今回の購入制限は良い対策だと言えます。
もっとたくさん作れば良いのでは?と思われる方も多いと思いますがロレックスは1本作るのに大変な労力がかかる為大量生産ができません。
購入制限対象モデルの買取事情について
購入制限の対象となっているモデルの買取事情について簡単にですが解説します。
購入制限が相場にどのような影響を与えた?

購入制限を導入して取引相場にはどのような影響を与えたのかについてですが、購入制限を導入した2019年11月を過ぎてすぐにコロナウィルスが流行。大きく相場に影響した為、実際購入制限がどのような影響を相場に及ぼしたか分析することが難しく購入制限と言うよりもコロナの影響が主に相場に影響を及ぼしたのが現状です。
コロナウィルスが影響し始めてすぐはロレックスの相場は下落しました。基本的に景気の先行きが不透明な時、景気が悪い時は時計の相場は下落傾向にある為今回も今まで通り下落が予想されましたが、ロレックスのような安定した実物資産への注目度があがり、流通が今まで通りに行かなくなったことからロレックスは反発するように価格高騰しました。
またこの時からロレックスの時計を求めて何件も何件もロレックスのお店を回る方が特にふえ『ロレックスマラソン』という言葉を聞く様になりました。

テレビなどでもロレックスの高騰に関して取り上げられることが多くなり、余計にロレッックスの時計を求めて購入しようとする方が増えました。
購入制限の抜け道などはあるのか?

ロレックスのスポーツモデルを何本も欲しい!けれど購入制限の為買う事ができないという方もいらっしゃると思います。購入制限の抜け道を4つ解説します。
知人や家族に購入してもらう
購入制限の抜け道1つ目は知人や家族に購入してもらうと言う事です。購入制限対象のモデルを購入していない知人や家族であれば購入できますので購入するときは一緒に行き知人や家族名義で購入しましょう。
制限対象外のモデルを購入する
購入制限の対象モデルの購入はあきらめて制限対象外のモデルを購入するというのもオススメです。
制限対象以外にもヨットマスター、エアキング 、ミルガウスなど人気が高いモデルは様々ありデイトナやサブマリーナなどでもコンビモデル、無垢は購入制限の対象外です。どちらにしても今はなかなか購入する事が難しいのが現状ですが、制限対象外のモデルを狙うというのも抜け道の1つではないでしょうか。
中古販売店、並行販売店などで購入する
すでに購入制限対象のモデルを正規店で購入。家族や知人名義でも購入することが難しいという方は中古販売店、並行輸入販売店で購入するという道があります。
プレミア価格がかなりついている為定価よりもかなり高いですが、どうしても欲しい方は中古、もしくは並行品を買うしかありません。

高値ではありますが中古の市場では比較的正規店では手に入れにくい対象モデルも購入できる傾向です。
購入制限の対象外で狙い目のモデル

購入制限以外で狙い目のモデルについてですが、エアキング、ミルガウス、ヨットマスター、スカイドゥエラー、この辺りは特に狙い目です。
またデイトナやサブマリーナなどでもコンビモデルや無垢であれば対象ではありませんのでこれらも狙い目です。
現在ロレックスの店頭に行ってもほとんど商品が並んでいないような状況ですので狙い目と言ってもなかなか購入できないのが現状です。
ある程度欲しいモデルを絞り込み、購入できるまでロレックスのショップに行き続けるしか定価で購入する方法はありませんが、ロレックスにはデイトジャストやオイスターパーペチュアルなどプロフェッショナルシリーズ以外にも魅力的なモデルは多数存在しています。
【まとめ】購入制限は一部モデル!対象外で狙い目モデルもあり

以上今回はロレックスの購入制限についてと対象外で狙い目のモデルなどについて解説しました。
購入制限となっているモデルはデイトやサブマリーナ、エクスプローラーと言った人気プロフェッショナルシリーズのステンレスモデルで、同一シリーズは5年間購入ができず、対象内の別シリーズは1年間購入ができないという内容になります。
正規店に行ってもショーケースにはほとんど時計が並んでいない状況で対象外のモデルも現在はなかなか購入することが難しいのが現状です。
対象外のモデルでも人気のモデルは多数ありますので、是非購入の際は対象外以外のモデルも検討されてみてください。