【2023年最新】ロレックスのミルガウス価格推移表|今後の買取価格についても解説

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ロレックスの中でも他モデルにはないデザインと機能で異彩を放つミルガウス。

元々はレントゲン師など磁力が発生するような場所で働く方向けに作られていた耐磁性時計です。

2023年にロレックスの公式ホームページからミルガウスは姿を消し、事実上生産終了となりました。万人受けするシリーズではありませんでしたが、ミルガウスならではのデザイン性・機能性を好きな方も多くいました。

今回はそんなミルガウスの価格がどのように推移しているか代表的なモデルをピックアップしてグラフでまとめました。

ミルガウスの価格推移について知りたい方、また今後ミルガウスの買取価格はどのようになるかについてもまとめていますのでミルガウスの価格推移について知りたい方は是非参考にしてください。

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KAKITANI

鑑定士歴15年。大手質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
ブランドバッグや腕時計などブランド品買取に関する情報を発信したりメディアからの依頼で雑誌などの監修も行っています。

【取材・監修実績】週刊SPA/MBS毎日放送(ゼニゲバ)
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ロレックス ミルガウスの価格推移について

ミルガウスはバリエーションが少ないシリーズで大きく分けると「116400GV」「116400」「6541」「1019」の4つのモデルに分けることができ文字盤バリエーションがいくつかありそれぞれ販売価格・買取価格が異なります。

6541と1019はアンティークモデルでどちらも数が極めて少なく幻とも言われています。

今回ミルガウスの価格推移を調べるにあたり「116400GV ブルー文字盤」「116400GV 黒文字盤」と「116400 白文字盤」「116400 黒文字盤」の価格推移を調べました。

価格に関してはクロノ24の数値を参考にしています。お店によって価格が異なりますので参考程度にご覧ください。

ピークは2022年3月〜4月頃で2023年に116400GVが製造終了しましたので2023年以降価格が上がっているかと思いきやそこまで変わっていないのが現状です。

生産終了したロレックスの他シリーズ・他モデルは上がっている場合が多いため今後のミルガウスの価格推移には要注目です。

ロレックス ミルガウスの型番別価格推移

モデル別に価格推移を調べましたので解説していきます。

116400GV Zブルー

出典 https://search.rakuten.co.jp/search/mall/116400GV/
POINT

2014年から2023年まで製造されていた青文字盤の116400GV

日付価格
2020年1月¥1,140,000
2020年6月¥1,160,000
2021年1月¥1,260,000
2021年6月¥1,450,000
2022年1月¥1,800,000
2022年6月¥2,110,000
2023年1月¥1,850,000
2023年3月¥1,800,000
2023年6月¥1,880,000

グリーンのサファイアガラスと青文字盤のコントラストが特徴的な116400GVのZブルー。

グリーンサファイアガラスを採用したモデルは青と黒文字盤の2種類しかなく、青文字盤のZブルーの方が製造期間も短く、人気も高く買取相場は高いです。

ここ1年の価格推移を調べたところ2022年6月頃は211万前後に対して2023年6月時点では188万となっていますので昨年に比べると安くなっています。

価格が下がったというよりも一時的に上がった価格が落ち着いたという印象の方で2年前と比較すると約40万上がっています。

2023年に生産終了となりましたが2023年になってからさほど価格は動いておりません。

生産終了の影響後今後どうなるのか?ミルガウスの中でも人気と注目度が高いモデルですので今後の価格推移は非常に注目です。

116400GV ブラック

出典 https://search.rakuten.co.jp/search/mall/116400GV/
POINT

2007年から2023年まで製造されていた黒文字盤の116400GV

日付価格
2020年1月¥1,010,000
2020年6月¥1,040,000
2021年1月¥1,130,000
2021年6月¥1,260,000
2022年1月¥1,520,000
2022年6月¥1,790,000
2023年1月¥1,580,000
2023年3月¥1,510,000
2023年6月¥1,580,000

2023年をもって製造終了した黒文字盤の116400GV。

Zブルーが登場するまでグリーンサファイアガラスを採用したモデルはこのモデルのみで他モデルにはない独特な雰囲気で人気を集めていました。

Zブルーと同じく昨年の6月と比較すると若干価格は下がり、2023年6月時点では158万、2023年8月時では148万となっています。

黒文字盤の116400GVは約16年間製造されていたこともあり、Zブルーに比べて流通数が多いこともあり現時点で大幅に価格高騰する見込みは低いですが、これ以上流通数が増えることもないため大幅に下がる見込みも低いです。

116400 ブラック

出典 https://search.rakuten.co.jp/search/mall/116400GV/
POINT

2007年から2015年頃まで製造されていた通常ガラスの116400黒文字盤

日付価格
2020年1月¥965,000
2020年6月¥970,000
2021年1月¥1,050,000
2021年6月¥1,200,000
2022年1月¥1,410,000
2022年6月¥1,600,000
2023年1月¥1,520,000
2023年3月¥1,430,000
2023年6月¥1,490,000

通常の透明サファイアガラスの黒文字盤116400。2015年頃まで製造されていましたが現在は生産されていません。1年間の買取価格推移を調べたところ、140〜150万を推移しておりGVよりも大きな変化はありませんでした。

白文字盤の方が若干高い買取相場となっていますが、スタイリッシュな雰囲気が好きな方から根強い支持を集めています。

オレンジが差し色となっているイナヅマ型の秒針、黒い文字盤の組み合わせはこのモデルならではです。

116400 ホワイト

出典 https://search.rakuten.co.jp/search/mall/116400GV/
POINT

2007年から2016年頃まで製造されていた通常ガラスの116400白文字盤

日時価格
2020年1月¥980,000
2020年6月¥980,000
2021年1月¥1,120,000
2021年6月¥1,270,000
2022年1月¥1,520,000
2022年6月¥2,140,000
2023年1月¥1,650,000
2023年3月¥1,600,000
2023年6月¥1,570,000

ミルガウスのマンゴーとも呼ばれる白文字盤の116400。もともと黒文字盤の方が評価は高い傾向でしたが現在は白文字盤の方が10〜15万ほど高くなっています。

白文字盤は2016年頃に製造終了。昨年度の6月頃をピークに徐々に価格は下がり2023年8月時点では155万前後となっています。

2023年に入ってから月によって多少の変動はありますが特に変わらず。今後もしばらくは大幅に高騰する見込みは低く現状の価格を推移するのではないかと予想されています。

ロレックス ミルガウスの今後の買取価格推移について

今度ロレックスのミルガウスの買取価格は上がるのか?下がるのか?それともしばらくは価格を維持するのか?

結論、今後の価格推移に関しては予想するのは困難です。

景気、需要、為替、ロレックスの供給数など様々な要因が買取相場に影響し、それらを予測するのが困難なためです。

それを踏まえてあくまでも予想にはなりますが、2022年の3〜4月に高騰しましたがその前の相場まで下がりそこからまた多少上がる可能性が高いのではないかと予想できます。

その理由として生産終了となっているため今後流通数が増えず価値は下がりにくいです。

人気が低いブランドの場合生産終了となったシリーズは注目度が下がっていき、価格も下がる傾向が強いですが、ロレックスはブランド自体人気がかなり高くどのシリーズも需要があります。

デイトナやGMTマスターに比べると注目度が低いミルガウスですが、ロレックス好きの方、資産としてロレックスを保有したい方からの支持が生産終了してから上がっている印象です。

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特にデッドストックのような状態良い個体に関しては今後値段が上がる可能性が高いのでは?と予想できます。

ロレックス ミルガウスの価格変動ポイント

ロレックスのミルガウスはどのような要因で価格変動するのか?2つのポイントを考えてみました。

  1. ロレックス全体の相場
  2. ミルガウスへの注目度

ロレックス全体の相場

まず1つ目が「ロレックス全体の相場がどのようになるか」という点です。ロレックス全般価格が上がっているのにミルガウスだけ価格が上がらないというのは考えづらいです。

全体的な相場があがることでミルガウスも同様に上がることが予想でき、逆に相場が下がった場合はミルガウスも一緒に下がる可能性があります。

ミルガウスだけではなく他のシリーズの相場も合わせて確認することでミルガウスの相場を把握することにもつながります。

ここ数年価格改訂で年々定価自体が上がっている、資産としてロレックスを持つ方が増えていると言った傾向が見られますのでロレックスの相場は今後数年はここ数年と同じような推移となることが予想できます。

ミルガウスへの注目度

もう1つは「今後ミルガウスへの注目度がどうなるのか?」という点です。

冒頭などでも述べましたがミルガウスはデイトナ、サブマリーナ、GMTマスターのように万人受けする時計というより、どちらかというとロレックスを数本持っている方や他の人とは少し違った時計が欲しいという方からの支持が高いです。

普通に考えると116400GVで採用されている緑色のガラスの時計を選ぶよりも、スケルトンのガラスの方が見えやすく使い勝手もいいため、あえてミルガウスを選ぶ方が少ないのも理解ができます。

そのような事情もあってか、これまでミルガウスは機能の割に度々過小評価されていると言われていました。

ロレックス全体的な相場高騰、生産終了もありミルガウスはここ数年で大幅に値段が上がっていますが今後ミルガウスの注目度がどうなるのかは価格に大きな影響を及ぼします。

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鑑定士歴15年。大手質屋で買取販売業務に従事し現在買取専門店に在籍中。
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