
時計やブランドバッグなどを買取に出す際金額の交渉はしていますか?
買取店の中には金額交渉できないお店もありますが、多くのお店は交渉次第で買取価格がアップしますので価格交渉は出来る限り行った方が良いです!
しかし交渉と言ってもどのように行えば良いのか分からない!どのタイミングで交渉を行った方が良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は現在も買取店で時計を買取している鑑定士歴13年の現役鑑定士がどのように交渉を行ったら良いのか解説します。
ブランド品や時計買取の際は交渉が可能です

そもそも時計を買取査定に出した際価格の交渉はできるのかについてですが金額を上げてくれるかどうかはお店によって異なりますが交渉自体は可能です。
むしろ交渉しないと損をしている場合があります。
というのも買取店のほとんどでは少しでも安く買取したいというのが本音です。最初からMAXの金額を提示するお店は少なく、ほとんどのお店は交渉したら金額をあげてくれる可能性が高いです。

交渉は無料ですので気軽に行ってみましょう
交渉して金額はどれくらい上がるのか?
交渉してあまり金額が変わらないのであれば面倒だからしたくない!しかし金額が結構上がるのであれば交渉しようと考えている人もいるのではないでしょうか。
交渉したらどれくらい金額は上がるのか?についてですがお店や商材、鑑定士の方によってもかなり違いがあります。
1割前後あがる事は頻繁にあり最初提示する金額が安いお店であれば3割前後上がる事も中にはあります。それほど交渉自体で金額は変わってきます。
新宿や銀座など買取店がたくさんある激戦区でなおかつルイヴィトンやロレックスなど、どこも欲しいブランドであれば最初から提示する金額が高く1割増は難しい可能性もありますが、それでも金額は上がる場合が多いので交渉はした方がいいです。

最初提示する金額がかなり安く最終的に金額をあげるやり方のお店もあります!
価格交渉がしやすい商材と交渉が難しい商材とは

交渉がしやすく価格を上げてくれやすいブランドや時計などもあれば価格交渉がしにくい、交渉しても価格をあげてくれにくい物もあります。
どのような時計が交渉がしやすく、どんな時計は交渉がしにくいのか解説します。
交渉がしやすい物
交渉がしやすい商材の特徴として主に5つ挙げられます。
- 人気があるブランド
- 単価が高い商材
- 付属品が揃っている商材
- 買取強化されている商材
- 状態が良くメンテナンスの必要がない時計
人気があるブランドで単価が高いモデル関してはかなり高い確率で値段交渉が可能で価格を上げてくれます。さらに付属品が全て揃っているとよりGOOD。
お店によっては期間限定で買取強化を行っている場合もあり買取強化されている場合も交渉しやすい傾向です。
時計は買取した後にメンテナンスを行い販売を行う場合が多いのですがメンテナンス不要な状態がいいモデルは買取店にとっても売りやすいため買取店側からしても多少高くても買取したいと思う傾向です。

定番モデルに関しては安定した需要があるため買取店側からしても買取したい商材であるため価格交渉がしやすいです。
交渉が難しい商材
続いて交渉が難しい商材ついて解説します。
- コアなブランドの商材
- 状態が悪い商材
- 単価が低い商材
コアなブランドの商材は買取した後、売れるまでに時間がかかる場合があるため買取店側からして無理して買取しづらいです。
また壊れていたり状態が悪い時計もメンテナンスに時間と労力を要するため状態が悪い時計に比べてると価格の交渉は難しくなります。

買取額が1万以下の商材は利益額が低いため交渉しづらいです
高額な買取金額を引き出す方法について
高額な買取金額を引き出すテクニックについて少し説明します。
- 売却する意思がある旨伝えましょう
- できる限り持ち主が持っていく
- 価格交渉は金額提示された後
まず金額次第で売るという意思がある旨を伝えましょう。金額が高くても売る気がない場合真剣に価格を交渉してもらえる可能性が低くなります。
金額が高ければ売るなど売る意思があるという事を伝えるのも高額査定を引き出すテクニックの1つです。
また商品の持ち主、または売るかどうか決められる方が持っていく方が良いです。
持ち主さん以外の方が来られても交渉はしてもらえますが、持ち主の方が持っていく方が何かとスムーズに交渉が進みますので、できる限り持ち主さんが持っていくようにしてください。
金額の交渉するタイミングは買取金額を提示された後の方がいいです
お店によっては査定の段階で希望金額を聞いてくるお店も多いですが、この時点で希望金額を言ってしまうとそれ以上の金額を提示してもらえなくなる可能性が発生しますので金額の提示をしてもらう前に希望金額を伝えるのはおすすめしません。

査定前に希望金額を聞かれた際は「できる限り高く」「相場が分からないため数社査定に出してきめます」と伝えましょう
ブランド買取交渉を有利に進める5つのテクニック

実際にブランド、時計買取の際どのようにした方が金額は高くなるのか、交渉方法や流れについて解説していきます。
- 【金額提示前】他社でも査定を出している事を伝える
- 【金額提示前】評価が上がりそうな点があれば伝える
- 【金額提示前】利用した事があれば査定前に伝える
- 【金額提示後】他社での査定額を伝える
- 【金額提示後】希望金額があれば伝える
他社でも査定を出している事を伝える
まず最初に「他社でも査定を出す事」「出そうとしている事」を伝えましょう。他社でも比較検討していると分かればお店側も安い金額を提示できないと思い査定金額が上がります。
すでに査定に出している場合、他社の金額はいくらだったか聞かれる事がありますが、まずはそのお店も査定金額を提示してもらうようにしましょう。
評価が上がりそうな点があればアピールする
査定の際その時計の良い点や評価が上がりそうな点があればアピールしましょう。
〇〇限定でなかなか手に入れるのが難しかったや大切に扱ってきましたなどでもOKです。アピールをして査定金額が必ず上がる訳ではありませんがアピールをして金額が下がる事は基本的にありません。

メンテナンスを行っている場合などもこの時に伝えましょう。
利用した事があるお店の場合はその旨伝える
以前にも利用した事があるお店の場合はその旨伝えましょう。
これは査定がスタートしたタイミングで言ってもOK。査定額を提示された後でもOKです。
一度利用していただいた事がある場合、出来る限り高い金額を提示してくれるお店もあります。利用した事があるというのは武器になりますので積極的にアピールしましょう。
他社での買取金額を伝える
査定金額を提示された後に他社ではいくらだったか伝えましょう。
査定金額を提示される前に他社ではいくらだったか言うとその金額の少し上の金額しかつけてくれない場合がありますので、査定金額を提示されてから言うようにしてください。
希望金額がある場合は金額を伝える
希望の金額があれば値段を提示された後に伝えましょう。
査定金額を提示される前に希望の金額を言うと仮に希望の金額以上の値段が付けられる場合でも希望する金額しかつけられない場合がありますので希望金額は金額を提示してもらった後に言いましょう。
こんなやり方は要注意!おすすめしない交渉の方法について
価格を交渉する際、おすすめしない交渉方法についても2点ほど解説。交渉する際はこの2点に注意をして交渉をするようにしてください。
他店の査定金額を伝える際嘘をつく
他店での査定金額を伝える際に高く売りたいという気持ちから本当は他店では10万しかついていないのに15万つきましたと盛りすぎると査定する人は諦めて他店を勧める事にもつながります。
多少金額を盛るのはOKですが取引相場など査定するお店は大体わかっていますのであまり金額を盛りすぎないように気をつけましょう。
横柄な態度での交渉
横柄な態度での交渉もおすすめしません。査定する人も人間ですので横柄な態度の人よりも話しやすい方の方が高い金額を提示したいと思うものです。
また提示された金額が思っていたよりも安かった場合も馬鹿にするような言葉を使うと交渉しても金額を上げてくれなくなる場合がありますので馬鹿にするような態度や言葉には注意するようにしましょう。
【まとめ】ブランド買取時の価格交渉は積極的にしましょう
以上今回はブランド買取時の交渉についてまとめました。
結論交渉は非常に大切で交渉するとしないとでは金額に違いが出る場合が多いです。交渉自体に費用もかかりませんので是非試してみてください。
値段を上げてくれないか交渉して嫌な顔をされないか?また他社での査定金額を伝えて良いのか?不安な方もいると思いますが他社での査定金額を伝えることに何の問題もありません。むしろ大切な交渉材料ですので気にせずにどんどん交渉してください。