【ロレックス】デイトナ16520の資産価値は今後どうなる?鑑定士が解説

デイトナと言えばロレックスの中でも超が付くほど人気が高いシリーズで現在製造されている116500LNだけではなく過去モデル全て人気が高く高額で取引されています。

今回はそんなデイトナ初自動巻きムーブメントを搭載した16520の資産価値について解説していきます。

ロレックスの時計は全般的に資産価値が高い事に関しては時計好きの中では知られていますが今回はデイトナ16520にスポットをあててみていきたいと思います。

KAKITANI
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デイトナ16520の資産価値について興味がある方は是非参考にしてください。

この記事を書いた人
KAKITANI

ブランド鑑定士歴13年。
東京都在住。東京を中心に大阪など各地で買取業務を経験。質屋、販売買取店での勤務を経て現在バッグや時計などブランド全般を取り扱う買取専門店に在籍中。得意なジャンルは時計、バッグ、宝石。
【所持資格】リユース営業士/ファイナンシャルプランナー3級

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デイトナ16520について

画像出典 https://search.rakuten.co.jp/search/mall/16520/

デイトナ16520は1988年から2000年までの約12年間製造されていたモデルで黒文字盤と白文字盤の2パターンがあります。

今ではデイトナと言えば自動巻が当たり前の様になっていますが、16520が登場する1988年までは手巻きでした。デイトナでは初となる自動巻きを搭載したモデルムーブメントはゼニス社のエルプリメロを独自改良したCal.4030を搭載。

ロレックスのエルプリメロを搭載したモデルはデイトナ165系のみ(16520/16523/16519/16528)です。

それまでデイトナと言えばプラスティックベゼルが採用されていましたが、16520はメタル製に変更。鏡面仕上げのベゼルは独特な高級感がありメタル製ベゼルの16520と116520は116500LNにはない雰囲気があります。

16520・116520・116500LN スペックの違いについて

1988年から2000年まで製造されていた16520、2000年から2016年まで製造されていた116520、2016年から製造されている116500LN、それぞれスペックの違いをまとめました。

モデル

16520
116520
116500LN
ケースサイズ40mm40mm40mm
ベゼルステンレスステンレスセラミック
防水100m100m100m
ムーブメントCal.4030Cal.4130Cal.4130
文字盤黒・白黒・白黒・白
パワーリザーブ52時間72時間72時間
製造期間1988年~2000年2000年~2016年2016年~

このスペック表だけを見るとそこまで変化していない?と思われるかもしれませんが、ロレックスはこの様な進化が多く、同じムーブメントでも年代によって若干機能が異なっていたりと表面上見えづらい細かいマイナーチェンジが施されています。

同じモデルでも製造年によって仕様が異なりそれによって人気や需要が異なるのもロレックスの特徴でもあり魅力でもあります。

116520から116500LNはデザインが大きく変わっていますが、16520から116520は一見するとそこまで変わっていないかのようにも思えますがムーブメントが大きく異なっています。

デイトナ16520の買取価格推移

デイトナ16520の買取価格がどのように推移しているのか?調査してみました。

年式や状態によって金額にはかなり差が出ますのであくまでも参考程度にご覧ください。

2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年
170万260万270万250万280万330万400万
170万260万260万260万280万380万430万
※A番の保証書有の場合での参考価格になります。

6年間の間で2倍以上価値が上がっているのが分かります。コロナウィルスが始まった2019年時点では一時期価格が下落しましたが、そこから一気に価格が上がっているのが分かります。

これは16520だけではなく他のモデルに共通していますが、流通がこれまで通りにはいかなくなった事などが原因とも言われています。

また116500LNが登場するまでは黒文字盤の方が取引相場は高かったですが、ブラックセラミックベゼルの116500LNの登場を境に白文字盤の人気が上がり今では白文字盤の方が高くなっています。

今後の16520の資産価値について

今後16520の資産価値はどうなるのか?現状の相場動向踏まえて予想しました。

まず結論から言うと『今の価値から下がることは想定しにくい』というのが見解です。

ご存知の方も多いかと思いますが16520は製造が終了してから22年が経過し中古市場での流通状況は年々現象している印象です。取引される数が減ってきている事もあり特に状態がいい個体が出回った時は高額になる傾向です。

これ以上流通数が増える事がないこと、実物資産としてロレックスの注目が上がっていること、物価上昇の傾向等、様々な視点から今後16520がどうなっていくか考えたところ、やはりさらなる高騰が予想。少なからず今の価値よりも下がることはないのではないかというのが予想されます。

  • 実物資産への注目が上がっている
  • 製造が終了している
  • 人気と需要が高いモデルである

アンティークモデルは年月が経過すればするほど流通数は少なくなり、今ではまだ16520はネットなどでも手に入れやすいですが、16520の1つ前の6263、6265は1000万以上の値段がついている個体がゴロゴロしていますので16520も数年後今の626系と同じくらいの価格になる可能性は大いにあります。

ロレックスの中には価格が下落しているモデルもありますが16520は製造が終了していると言う点、ゼニス社のエルプリメロをベースにしていると言う16520ならではの特徴がある点は安定した価値を保つ理由になります。

16520の中でも資産価値が高い個体や年代は?

16520は12年間製造されていましたが、年代や個体によってもその価値は大きく異なります。

高年式の方がスペックが高くなる為取引価格も高くなる傾向ですが16520の様なアンティークモデルはその限りではありません。

確かに最終品番であるP番は生産数が少ないことから高値がついており、P番の1つ前であるA番も他年式よりも高い傾向です。

しかし16520の中には『段落ち』『逆6』『200タキ』『225タキ』『ダブルT』と言った初期のモデルにしかない希少性の高い個体も存在しています。

12時位置の王冠ロゴ下の『COSMOGRAPH』が一段落ちている段落ちなどはかなり希少性が高い個体ですが、状態や付属品によってその価値は大きく異なり、どのモデルが一番価値が高いかは需要によっても大きく変わってきますので一概には断言することはできません。

また今はまだ注目されていない細かな仕様が今後出てくる可能性もあり、同じモデルでも個体によってその評価は大きく変わってくるという事を知っておきましょう。

資産として16520を持つ際の注意点

資産としてデイトナ16520を購入しようと検討されている方は下記項目に注意してから購入される様にして下さい。

時計の状態は隅々までチェック

まずは状態です。これは16520以外にも言える共通点ですが、状態のチェックは入念に行いましょう。多少の擦れ傷などであれば問題ありませんが、衝撃による凹み傷やブレス変形、ベゼルのガリ傷(研磨にしすぎると形状がおかしくなる)などは価値としては下がります。

傷を無理やり研磨することによって消している個体も多いのが現状です。研磨具合によってはその部分が痩せてしまったりすることもありますので、状態のチェックは隅々まで行うようにしてください。

文字盤やけや染みがないかも忘れずにチェック

画像出典 https://www.rolex.com/ja/watches/cosmograph-daytona/m116500ln-0001.html

16520の黒文字盤にはスモールセコンドがブラウンに変色するブラウンアイと言われる個体があり他モデルに比べると高値で取引されています。この様にごく稀に通常の文字盤色とは異なる変化をするものもあります。

基本的に文字盤が変色していると希少性が上がり価値も高くなりますが、綺麗に変色しているかなど変色具合によってもその価値は異なります。

変色であれば問題ありませんが、シミは基本的に価値としてはマイナスになります。文字盤の細部にシミの様な汚れがないかもしっかりとチェックしてから購入する様にしましょう。

付属品は細かい所までチェック

付属品がどれくらい揃っているかも数百万単位変わってきます主に価値を左右するのは保証書です。保証書が揃っているかどうかは特にアンティークのモデルになると大切なポイントです。

保証書の他にも箱、取り扱い説明書、プライスタグと言った付属品がありますが、それら以外にレシートや購入証明書の様なものがある場合もあります。基本的に付属品は揃っているに越したことはありません。

16520が製造されていた年代は国内で購入した際保証書には購入者の氏名、住所が入りますが、氏名などが入っていない海外購入品の方が価値は高いです。

氏名、住所部分を切り抜いている保証書もありますが、保証書無しよりかは評価は高いですが保証書有という評価にならないこともありますので保証書の内容もしっかりとチェックする様にしましょう。

【まとめ】デイトナ16520は資産価値が高い

以上今回はデイトナ16520の資産価値についてまとめました。

人気具合や入手困難レベルを考えると今後デイトナ16520の価値が落ちることは考えにくいのというのが結論です。

人気があまり高くない時計ブランドの場合、価値が年々下がってしまう可能性も勿論考えられますがロレックスは数ある時計ブランドの中でもトップクラスに人気が高く、中でもデイトナは安定した人気があります。

価格が上がりすぎのため、いつか下がるという声もあり、価値が下がるか上がるかは誰にも分かりませんが、資産として時計を持ちたい!という方にはおすすめしたいモデルの1つです。

この記事を監修した人
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ブランド鑑定士歴13年。
東京都在住。東京を中心に大阪など各地で買取業務を経験。質屋、販売買取店での勤務を経て現在バッグや時計などブランド全般を取り扱う買取専門店に在籍中。得意なジャンルは時計、バッグ、宝石。
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