パネライの時計はダサい!流行遅れ!?と思われている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。確かにパネライはデカ厚ブームの火付け役と言われるほど一時期凄まじい人気を誇りましたが一時期に比べると人気は落ち着いている印象です。
しかしパネライは今でも人気が高くあるブランドで中古のマーケットでも需要があり、リセールバリューも高い傾向にあります。
結論ダサい、ダサくないは人の感性によって違いますのでダサい、ダサくないと言い切る事は出来ませんが、パネライの時計がダサいと言われる理由をネット上の声などを参考にまとめました。
また今回はこれまで数百本と時計を買取してきた鑑定士が感じるパネライの魅力、かっこよさを解説します。
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パネライの時計がダサいと言われる6つの理由
パネライの時計がダサいと言われる理由を今回6つ紹介します。冒頭にも説明しましたが、ダサい・ダサくないは人によって捉え方で異なりますので参考程度にご覧ください
理由①インデックスのアラビア数字がださい
パネライの時計がダサいと言われる1つ目の理由が『アラビア文字』です。パネライはインデックスやベゼルにアラビア数字(1.2.3.4.5)を採用しています。
アラビア数字よりローマ数字(Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ.Ⅳ.Ⅴ)の方が好き!カッコイイと思われる方からするとダサく感じてしまうため、パネライ自体がダサいと思われる理由1つになっています。
理由②サイズが大きくケースも厚い

パネライの時計がダサいと言われる2つ目の理由は『ケースサイズ』です。
多くのブランドが40mm前後のケースが多い中パネライは42mm・44mmと比較的大きいサイズ展開です。
42mmや44mmと言ったケースサイズは割と他のブランドでも見られますがパネライは厚みもあります。サンドウィッチ文字盤と言い文字盤が3層構造になっている事もケースが厚い要因になっています。
特に日本人は腕が細い方が多く少し大きいと感じる方もいます。サイズの大きさからダサいと言われる理由の1つになっています。
理由③スマートさがない

2つ目のケースサイズに関する事ですがパネライの時計はスマート、スリムな時計ではなくどちらかと言うと存在感のあるガチっとしてデザインとなっています。
時計はスマートに持ちたい、すっきりとした方が好き!という方からするとパネライの時計はあまり好みではない可能性があります。
理由④時代遅れな感じがある
パネライが一般向けに販売し始めたのは1993年の事でそれまで小ぶりなケースが主流だった高級時計に風穴を開けるように登場しました。
小さいケースサイズに物足りないという方から特に需要が高く一時期非常にブームになりましたがブームがあった事でどうしてももう時代遅れと思ってしまう方がいるのは事実です。

パネライは今でも人気が高いブランドです。
理由⑤ロゴがあまり好きではない
パネライの正式名称は『オフィチーネパネライ(OFFICINE PANERAI)』で頭文字の”O”と”P”を取ったパネライ独自のロゴが文字盤に刻まれているモデルがあります。
このロゴがダサいと言う声がいくつかありました。
理由⑥偽物が多く出回っている

人気ブランドゆえに偽物も多く出回っています。シンプルなデザインの時計は偽物の作られやすいのですがパネライの場合は文字盤が3層構造で非常に精密で本物と偽物では細部の仕上げが全く違います。
何となく偽物が多く出回っている時計は『ダサい』と言うイメージがある方も多いようです。
鑑定士から見たパネライの魅力
鑑定士と言う立場から見てパネライはどういった魅力があるのかまとめました。他のブランドにはない魅力がパネライにはあります。
シンプルで男らしいデザイン

パネライはシンプルなデザインの時計が多いです。
モデルは様々ありますが基本的なデザインは似ていてロゴが文字盤になったりあったりとパターンがいくつか存在。秒針すらない2針タイプもありシンプルなデザインながら存在感とタフさがあるケースはパネライならではの魅力です。
時代に左右されないデザイン
パネライの時計のデザインは登場した当時からほとんど変わっていません。
完成されたデザインと揺るがないブランドコンセプトはいつの時代でも需要がありパネライの魅力の1つでもあります。
デザインが変わらない為、生産終了モデルも古臭く感じないというメリットがあります
ベルトを交換して色々な雰囲気を楽しむ事が出来る
パネライは高級時計でありながらもベルトを気軽に交換できる作りになっているため色々な雰囲気を楽しむ事ができます。
ベルトを交換するだけで時計の雰囲気は変わりますがパネライに合うベルトは社外品でも様々作られていますのでバリエーション豊かに楽しむことできます。
パネライ本体のデザインがシンプルと言う事もあり色々なベルトが合います。パネライを購入したら是非ベルトを交換して楽しんでいただきたいです。
リューズが左のレフトハンドモデルの展開
通常時計は右利き人に向けて作られておりリューズが巻きやすいため、左手につけた際リューズが邪魔にならないようにとリューズは右についています。
どのブランドも基本的には右リューズでパネライも基本的には右リューズですがレフトハンド(リューズが左)モデルも作られています。
高級時計ブランドの中でレフトハンドモデルを作っているブランドは他にもありますがパネライのレフトハンドモデルはかっこいいと評判がいいです。
元々は様々な軍が使っていた機能性の高さ

パネライと言えばイタリア海軍が使っていた時計ブランドである事は有名ですがその他にもエジプト、イスラエル軍などに向けたモデルもあります。
過酷な環境下でも正確な時間を刻むという信頼がなければ軍レベルは採用しませんのでパネライの信頼度を機能性の高さを感じます。
売る時に高く売れる
パネライは購入場所や購入方法モデルやシリーズによっても異なりますが全体的に高く売れます。
また生産終了しているモデルなども安定した取引相場を保っており大きく値崩れする事もありません。売る時に高く売れるという所もパネライの魅力の1つです。
ダサいとは言わせない。パネライの定番モデルを6つ紹介
ルミノールベースロゴ PAM01086

モデル名 | ルミノールベースロゴ |
型番 | PAM01086 |
定価 | ¥627,000 |
備考 | パネライの定番モデルであるルミノールベースロゴ。文字盤6時の上にパネライのロゴを配置。長針と短針のみのデザインでパネライの原点と言えるモデルで手巻きの仕様です。 |
ルミノールマリーナ44 PAM01058

モデル名 | ルミノール44MM |
型番 | PAM01058 |
定価 | ¥1,111,000 |
備考 | 革やラバーベルトのイメージが強いパネライですがもちろんステンレスベルトも展開しています。PAM01058は深みのある青文字盤で9時位置に秒が分かるスモールセコンドを配置。日付機能もついており普段使いに最適なモデルです。 |
ルミノールドゥエ42 PAM00906

モデル名 | ルミノールドゥエ 42MM |
型番 | PAM00906 |
定価 | ¥836,000 |
備考 | 2016年に登場したルミノールドゥエはこれまでのルミノールに比べて薄型の仕上げになった新しいシリーズです。現在は38MMのケースも展開されておりよりパネライの新たな歴史を築いています。 |
ラジオミールベースロゴ45 PAM00753

モデル名 | ラジオミールベースロゴ45MM |
型番 | PAM00753 |
定価 | ¥550,000 |
備考 | リューズガードないラジオミールはルミノールと並ぶパネライの人気シリーズです。スモールセコンドや日付機能などもなく一切の無駄がない洗練されたデザインの時計です。 |
ラジオミール42 PAM01144

モデル名 | ラジオミール42MM |
型番 | PAM01144 |
定価 | ¥990,000 |
備考 | 深みのあるブルーグラデーション文字盤は高級感とオシャレさを兼ね備えています。パネライのロゴはありませんが9時位置にスモールセコンドがついているモデルです。 |
サブマーシブルアズーロ PAM01209

モデル名 | サブマーシブル アズーロ |
型番 | PAM01209 |
定価 | ¥1,210,000 |
備考 | 回転式のベゼルを搭載しているサブマーシブルはルミノール、ラジオミールに比べてカジュアルな雰囲気があります。PAM01209は黒文字盤の深みのあるブルーベゼルがスタイリッシュでオシャレなデザインです。 |
パネライの時計がダサいのか?まとめ
以上今回はパネライの時計がださいと言われる理由と鑑定士から見たパネライの魅力について解説しました。結論ダサいかダサくないかは人の好みや感性によっても違いますので一概にダサい、ダサくないは言えませんが現在でもパネライの人気は高く、中古のマーケットでも高い需要があります。
今までのパネライと言えば武骨なイメージでしたがルミノールドゥエが登場した事もありにもスマートな印象を持っている方も増えてきています。
ベルトを気軽に交換して同じ時計でも色々な雰囲気を楽しむ事が出来る事もシンプルなデザインであるパネライならではの魅力です。
ケースサイズが大きい時計でシンプルなデザインの時計を探されているのであれば是非パネライも検討されてみてください。