【2023年最新】ロレックスのヨットマスター2価格推移表｜今後の買取価格についても解説

実用性を特に重視しているロレックスの中で唯一複雑な機能を備えたヨットマスター2。

ヨットマスターとは同じシリーズ名ですが機能・デザインは大きく異なりケースサイズが大きい存在感のある時計が好きな方に人気があるシリーズです。

ヨットマスター2には全部で4種類のバリエーションが展開されていますが今回は各モデルの価格がどのように推移しているのか？まとめました。

ヨットマスター2の価格推移について知りたい方、また今後ヨットマスター2の買取価格はどのようになりそうかなどについてもまとめています。

ヨットマスター2の価格推移について知りたい方は是非参考にしてください。

ロレックス ヨットマスター2について

ヨットマスターの買取価格推移について説明する前に簡単にヨットマスター2について説明します。

2007年に彗星のごとく現れたロレックスの中では珍しいコンプリケーションウォッチのヨットマスター2。簡単に言うと複雑な機能を搭載し時計でカウントダウン機能付きのレガッタクロノを搭載しています。

ロレックスは実用性に重きをおいて時計を製造していますので、普段使いにはあまり使わない機能は製造しておりませんでしたが、そんなロレックスから複雑な機能を搭載したヨットマスター2が登場しました。

ヨットのレース時に使う機能ですので使う機会はない方がほとんどかと思いますが、他にはないデザイン性と44ｍｍという大きいケースサイズが魅力的です。

2007年の登場時はイエローゴールド無垢のRef.116688とホワイトゴールド無垢のRef.116689の2モデルが発表されました。のちにエバーローズゴールドとステンレスのコンビRef.116681とオールステンレスモデルのRef.116680が登場。

2022年にホワイトゴールドモデルが製造終了し現在はイエローゴールド無垢のRef.116688とロレゾールRef.116681、そしてオールステンレスのRef.116680が製造されています。

ロレックス ヨットマスター2の価格推移について

ヨットマスター2の価格はどのように推移しているか？

どのモデルも2022年3月〜4月頃をピークに徐々に下がっている状況です。しかし2021年と比較すると105〜120％前後あがっています。

2023年に入ってから緩やかに下がっていますが、下がっているというよりも一時期的に上がった相場が少しずつ以前の相場に戻ってきているという印象が強いです。

ヨットマスター2は元々価格が高いシリーズということもあり価格は月によって変動は大きいです。特に金無垢モデルの116688と116689の値動きが大きいです。

ヨットマスター2はケースサイズが大きい他シリーズで機能もデザインもサブマリーナなどと比べると少し違うため万人受けするシリーズと言うよりロレックスが好きな方、他の人と極力かぶりたくないという方などから特に人気があります。

そのため価格は比較的変動しやすいシリーズとも言えます。

ロレックス ヨットマスター2の型番別価格推移

全部で4つあるヨットマスター2を型番（モデル）別に価格推移を下記説明します。

針の種類が大きく2つありベンツ針という現在採用されている針デザインの方が高いです。

116680

日付	価格
2020年1月	¥ 2,260,000
2020年6月	¥ 2,230,000
2021年1月	¥ 2,490,000
2021年6月	¥ 2,580,000
2022年1月	¥ 2,920,000
2022年6月	¥ 3,140,000
2023年1月	¥ 2,810,000
2023年6月	¥ 2,720,000

ヨットマスター2だけではなくヨットマスターシリーズ唯一のオールステンレスモデルのRef.116680。全てステンレスを使っているモデルは傷にも強く、様々なシチュエーションで使うことができるため高い需要があります。

Ref.116680が登場したのは2013年からですでに10年が経過していますが2017年に針がベンツ針に変更されています。最近流通しているモデルの多くがベンツ針で旧タイプの針デザインの個体は少なくなってきています。

価格は年式が新しければ新しいほど高く年式によって数十万価格が違います。

2023年1月時点での価格は280万前後で6月は270万と緩やかにさがっているのがわかります。

Ref.1166680の定価は約220万ですので定価よりも約50万高く販売されています。

116681

日付	価格
2020年1月	¥ 2,770,000
2020年6月	¥ 2,710,000
2021年1月	¥ 3,040,000
2021年6月	¥ 3,070,000
2022年1月	¥ 3,850,000
2022年6月	¥ 3,920,000
2023年1月	¥ 3,690,000
2023年6月	¥ 3,520,000

ローズゴールドとステンレスのロレゾールモデルRef.116681。青いベゼルとローズゴールドの組み合わせがとても華やかでファッション性も高いです。

ケースサイズ44mmという存在感でここまでファッション性と豪華さがあるモデルも少なくヨットマスター2ならではの特徴でもあり魅力でもあります。

2022年1月時点では385万前後でしたが2022年6月時点では392万と若干あがっています。2023年1月時点では約370万前後でしたが少しずつ下がり2023年8月時点では350万となっています。

Ref.116681の定価は約302万ですのでステンレスモデル同様に定価の約50万ほど高く販売されています。

116688

日付	価格
2020年1月	¥ 5,000,000
2020年6月	¥ 5,460,000
2021年1月	¥ 5,880,000
2021年6月	¥ 6,470,000
2022年1月	¥ 7,570,000
2022年6月	¥ 8,360,000
2023年1月	¥ 7,230,000
2023年6月	¥ 7,260,000

ヨットマスター2の中で最も人気が高いイエローゴールド無垢のRef.116688。ホワイトゴールド無垢のRef.116689も人気ですがそれ以上に人気が高いです。

とにかく数が少ない、正規店での購入難易度も高く年々上がっている状況です。

2022年1月時点では757万でしたが半年後の2022年6月時点で826万。2023年6月時点では726万と1年間で約100万価格がさがっていますが定価（参考）は517万ですので200万以上もプレミア価格がついています。

他モデル同様に針が旧デザインの場合は数十万価格が下がり評価はお店によって大きく異なります。

ロレックス ヨットマスター2の今後の買取価格推移について

今後ヨットマスター2の買取価格がどうなるのかについて解説する前に最近のヨットマスター2の買取価格推移について説明します。

ここ1年販売の価格は下がっていますが買取の価格は下がっておらずほぼ横ばい。イエローゴールド無垢の116688に関してはむしろ上がっている状況です。

今後価格がどうなるのかは金相場などと同じく予測が困難ですが、直近の買取価格の動向を考えるとステンレス116680、116681、116689に関してはほとんど変わらず、116688に関してはゆるやかに買取価格は上がるのでは？と推測しています。

数が少なく人気が高い個体。特に保証書の日付が最近のものに関してはかなり高い価格がつく場合があり116688も高く売れる可能性がおおいにあります。

ロレックス ヨットマスター2の価格変動ポイント

ヨットマスター2はどのようなポイントが価格変動の要因となるのか？様々なポイントが考えられますが以下2つのポイントを説明します。

まず1つ目が「為替」です。ロレックスの時計だけではなく、特に高級時計の価格は為替が影響します。

コロナの影響もあってかここ数年為替の影響というよりも景気、供給数などの方が影響度は大きいように感じますが、やはり為替は特に高級時計に興味がある方は抑えておきたいポイントです。

円安の方がいいのか？円高の方がいいのか？

特に買うときは円高の影響をもろに受けますので為替をチェックして腕時計を売買することをおすすめします。

そしてもう1つのポイントが「定価の改訂」です。世界的に物価の高騰が起きておりますがロレックスも例外ではありません。

2023年に入ってすぐ価格改訂が行われましたが2022年は1月と9月の2回価格改定が行われ値段があがっています。

モデルによっては1年間で50万以上あがるモデルもありますが、ヨットマスター2は2022年の1年間で15万〜20万上がっています。

2023年に入ってからはまだ上がっていませんが部品自体の価格が上がり、人件費なども上がっている傾向から今後も定期的に価格改定が行われることが予想できます。